文献
J-GLOBAL ID:201702240329852772   整理番号:17A0439307

ミトコンドリア標的硫化水素供与体AP39はAPP/PS1マウスおよびニューロンにおいてミトコンドリア機能を保存することにより細胞の生体エネルギー産生を支持し,アルツハイマー病から保護する

AP39, a Mitochondria-Targeted Hydrogen Sulfide Donor, Supports Cellular Bioenergetics and Protects against Alzheimer’s Disease by Preserving Mitochondrial Function in APP/PS1 Mice and Neurons
著者 (6件):
資料名:
巻: 2016  ページ: ROMBUNNO.8360738 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
増加しつつある証拠はミトコンドリア機能がADにおいて変化し,AD病態形成において重要な役割を果たすことを示唆している。H2SホメオスタシスはADにおいてバランスが取れていることが確立されている。H2Sの現れつつあるミトコンドリアにおける役割は,抗酸化,抗アポトーシス,そして細胞生体エネルギー産生の調整を含む。ここで良く特性化されたAPP/PS1トランスジェニックマウスモデル由来の一次ニューロンを用いて,筆者らはミトコンドリア機能に対するAP39(新しく合成されたミトコンドリア標的H2S供与体)の効果を研究した。AP39は主としてミトコンドリア領域において,細胞内H2Sレベルを増した。AP39はAPP/PS1ニューロンにおいてミトコンドリア活性に対し,低濃度(25~100nM)での細胞エネルギー代謝や細胞生存率の増加や高濃度(250nM)でのエネルギー産生や細胞生存率の低下を含む,用量依存的効果を発揮した。更に,AP39(100nM)はATPレベルを増し,ミトコンドリアDNAを保護し,ROS生成を減じた。AP39は分裂から融合へミトコンドリア動態を調節した。6週後,APP/PS1マウスへのAP39投与は,モリス水迷路やNORTにおけるそれらの空間記憶欠損を有意に寛解し,それらの脳中のAβ沈着を減じた。加えて,AP39はAPP/PS1マウスにおいて脳萎縮を阻害した。これらの結果に基づき,AP39をAD治療のための有望な薬剤候補として提唱し,その抗AD機構はミトコンドリア損傷からの保護を含むかもしれない。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の中枢神経系作用薬の基礎研究  ,  神経の基礎医学 
タイトルに関連する用語 (14件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る