抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では革新的なインタラクティブデジタルコンテンツの実用化を目的として,エンタテインメントや広告向けコンテンツの提案と実現のための映像技術やセンサ技術の開発を行う。特に日本の伝統的な文化や道具に最新のデジタル技術を活用することで,日本発の新しいデジタルコンテンツを世界にアピールすることを目指す。今年度は,日本の伝統文化の中から,いけばな,障子,吹き戻し笛に着目して,インタラクティブデジタルコンテンツの提案と開発を行なった。いけばなについては,いけばなに光を当てて生成した実物影とCGによって生成した仮想影とのインタラクション手法を開発した。また,いけばなとプロジェクションマッピングを組み合わせたインタラクティブコンテンツを提案した。障子については,障子にプロジェクションマッピングを行いながら,障子の開け閉めに投影映像を反映させるインタラクティブ手法を開発した。吹き戻し笛については,引き戻し笛の伸び縮みをリアルタイムで取得する手法を開発して,それを利用したインタラクティブコンテンツを提案した。いけばな,障子,吹き戻し笛について,開発した手法に基づいてインタラクティブデジタルコンテンツを実装して,デモ展示を通じて様々な人々に体験してもらった。特にいけばなについては,実際の花展の中でいけばな作品としての展示を行なった。そして,それぞれのコンテンツの開発や実装方法について,学術論文や学術会議での発表を行なった。(著者抄録)