抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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小規模河川や農業用水路等に広く分散して賦存する100Kw以下に適用できる様々な水車が開発されているが,落ち葉等の異物による閉鎖が頻発する。フィルタの設置は手間や人件費等で実用的でない。筆者らは,異物の通過の為の空洞を水車のランナーの中心に設け,軸なしの中空マイクロ水車を考案し,室内と二級河川での実験を通して水車効率や異物通過性等を調べている。本稿では,ランナー先端形状及びガイドベーンが水車効率と異物通過性に及ぼす影響を室内実験で明らかにしたことについて説明した。中空マイクロ水車,実験方法と条件(異物は混入が簡単で観測や測定が容易なポリエステル繊維を選定),について示し,実験結果としてポリエステル繊維の質量と効率の関係などについて述べた。結論として「ポリエステル繊維の混入がない場合の中空率0.25のランナーでは,空洞の無いランナーとほぼ同程度の水車効率が得られ,ポリエステル混入で水車効率が低下したこと,ガイドベーンに工夫することで効率低下の抑制が可能であること」等を述べた。