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J-GLOBAL ID：201702240723363849   整理番号：17A0685952

マルコフ近似を用いたアクセスポイント選択によるスループット公平性の改善

Adaptive Access-Point Selection Method Using Markov Approximation to Improve Throughput Fairness

著者 (3件)： 木村共孝 (東京理大 工) ,  平田孝志 (関西大 システム理工) ,  村口正弘 (東京理大 工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 68(CQ2017 14-28)  ページ： 79-84  発行年： 2017年05月22日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,アクセスポイントが高密度に配置されるようになってきている。このような状況では,通信機器を持つユーザは多数のアクセスポイントの中から一つを選択し,通信を行わなければならない。適切なアクセスポイント選択を行わなければ通信品質の劣化を招くため,アクセスポイント選択は重要な技術課題である。本稿では,マルコフ近似を用いた動的なアクセスポイント選択手法を提案する。マルコフ近似は近年提唱された,分散処理最適化フレームワークであり,時間可逆連続時間マルコフ連鎖を形成するように各ユーザが振舞うことで時間とともに最適化を行える仕組みである。提案手法では,マルコフ近似を用いることで,ユーザ間のスループット公平性を実現する。シミュレーション実験によって,動的にユーザ数が変化する状況において提案手法が有効であることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： 確率モデル ,  端局 ,  *経路選定 ,  *通信操作 ,  ネットワークアーキテクチャ ,  スループット ,  *公平性 ,  *無線LAN
準シソーラス用語： Markovモデル ,  アクセスポイント ,  *ノード選択

分類 (1件)： 通信網  (ND07030A)

引用文献 (7件)：

• R. G. Akl and S. Park, ”Optimal access point selection and traffic allocation in IEEE 802.11 networks,” Proc. of WMSCI’05, 2005.
• A. Balachandran et al., ”Hot-spot congestion relief in public-area wireless networks,” Proc. of WMCSA’02, 2002.
• M. Chen et al., ”Markov approximation for combinatorial network optimization,” IEEE Transactions on Information Theory, vol. 59, no. 10, pp. 6301-6327, 2013.
• S. Chen et al., ”Markov approximation for Multi-RAT selection,” Proc. of IEEE ICC’15, 2015.
• R. Hamamoto et al., ”An access point selection mechanism based on cooperation of access points and users movement,” Proc. of IEEE/IFIP IM’15, 2015.

タイトルに関連する用語 (4件)： 近似 ,  アクセスポイント ,  スループット ,  公平性