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J-GLOBAL ID:201702241387958754   整理番号:17A0749762

リンゴ(Malus domestica)MdERF2はMdACS1転写を抑制することによる果実熟成中のエチレン生合成に負の影響を与える【Powered by NICT】

Apple (Malus domestica) MdERF2 negatively affects ethylene biosynthesis during fruit ripening by suppressing MdACS1 transcription
著者 (8件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 735-748  発行年: 2016年 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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クリマクテリック型果実の熟成はガス状植物ホルモンエチレンを必要とする。エチレンシグナル伝達は良く研究されているが,エチレン生合成の転写調節の知識はまだ限られている。ここでは,リンゴ(Malus domestica)エチレン応答因子,MdERF2,MdACS1の転写,成熟に関連したエチレンの生合成に重要であることを遺伝子を抑制することによりエチレン生合成および果実の成熟に負の影響を及ぼすことを示した。MdERF2の発現はリンゴ果実の追熟中のエチレンにより抑制された,MdERF2はMdACS1のプロモーターに結合し,直接その転写を抑制することを観察した。MdERF2はMdERF3のプロモーター,MdACS1プロモーターに結合することを転写因子の活性を抑制し,それによりMdACS1転写を増加させた。MdERF2とMdERF3蛋白質は直接相互作用し,この相互作用はMdACS1プロモーターにMdERF3の結合を抑制することを明らかにした。さらに,一時的にダウンレギュレートMdERF2発現とリンゴ果実は,より高いエチレン生産とより速い熟成を示した。著者らの結果は,MdERF2は複数の機構を介してMdACS1の転写を抑制すること,その結果,ポジティブ熟成調節因子のアンタゴニストとして作用することによりリンゴにおけるエチレン生合成と果実成熟に負の影響を及ぼすことを示した。著者らの知見は,クリマクテリック型果実熟成中のエチレン生合成の転写調節の深い理解を提供する。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  植物の生化学 
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