抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界の全CO
2排出量のうち鉄鋼業は全体の15%を占め,その70%以上は製銑工程で排出されていると言われている。新日鉄住金エンジニアリングは,50年以上にわたり70基以上の高炉新設・改修を実施し,その経験に基づき様々な省エネ設備を開発してきた。本稿では,同社が開発した省エネ長寿命設備のひとつである鋼管鋳込み銅ステーブについて述べる。ステーブとは,高炉内の高温のガスや溶融物から鉄皮を保護し,炉内プロフィールを維持するために鉄皮内面に設置される冷却設備であると説明し,初期の鋳鉄ステーブから圧延鋼ステーブへの移行,および近年開発された鋼管鋳込み銅ステーブと,その変遷を概説した上,この鋼管鋳込み銅ステーブの概要を説明した。次に,この鋼管鋳込み銅ステーブの技術的優位性に触れ,「長寿命・信頼性」「冷却性能」「断熱性能」を取り上げ,それらを説明した。