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J-GLOBAL ID:201702241637625291   整理番号:17A0187470

Camellia sinensis葉の植物化学物質を充填した銀ナノ粒子によるグラム陰性細菌の外膜完全性の喪失:細菌細胞崩壊の妥当なメカニズム

Loss of outer membrane integrity in Gram-negative bacteria by silver nanoparticles loaded with Camellia sinensis leaf phytochemicals: plausible mechanism of bacterial cell disintegration
著者 (4件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 1871-1878  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: T0142A  ISSN: 0250-4707  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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現代では微生物の感染および種々の慢性疾患との戦いに,新世代の抗菌およびスマート薬剤が必要である。現今,ナノ粒子(NPs)は,それらの表面改質のお陰で生物医学分野で広く利用されており,目標の選択性と機能の両方を改善する。この研究は,グラム陽性およびグラム陰性有機体に対するNPsの抗菌特性を証明した著者らの初期の研究の続きである(Goswami etal,2015)。茶葉(Camellia sinensis)の煎出を用いて銀NPsを合成し,UV-可視分光,透過型電子顕微鏡(TEM)およびフーリエ変換赤外分光(FTIR)を用いて特性化した。銀NPsは,種々の環境条件において安定であった。粒子の安定性は,茶の種々の植物化学物質が,還元された銀イオンの表面にキャップ剤として結合したことによる可能性がある。NPの抗菌活性を,3種類のグラム陰性病原菌(志賀赤痢菌,サルモネラ菌および腸炎ビブリオ菌)に対して調べた。グラム陰性細菌の外膜は,本来リポ多糖体(LPS)であり,種々のストレス条件と抗生物質から保護する。しかし銀NPはその膜の完全性を破壊し,細胞の殺生を支援する。スペクトルの変化は,LPSの疎水性部分とNPの相互作用を裏付けた。志賀赤痢菌,サルモネラ菌および腸炎ビブリオ菌に対する最小阻害濃度は,それぞれ3.75,5.25および5.25μgmL-1であった。バイオフィルム形成の阻害は,3種類の細菌株で顕著であった。NP処理によって,各細菌株からの細胞質の漏出も示された。粒子は良好な生体適合性を示した。ヒトの頬粘膜細胞は,10mgmL-1濃度でさえも無傷であることが記録された。したがって,グラム陰性細菌に対して,銀NPsは将来性のある口腔治療用分子である。Copyright 2016 Indian Academy of Sciences Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗細菌薬の基礎研究 

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