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J-GLOBAL ID：201702242091065394   整理番号：17A0316448

短報:潜在的第一胃表皮幹細胞および前駆細胞の存在を支持する最初の証拠【Powered by NICT】

Short communication: Initial evidence supporting existence of potential rumen epidermal stem and progenitor cells

著者 (6件)： Yohe T.T. (Dairy Science Department, Virginia Polytechnic Institute and State University, Blacksburg 24061) ,  Tucker H.L.M. (Dairy Science Department, Virginia Polytechnic Institute and State University, Blacksburg 24061) ,  Parsons C.L.M. (Dairy Science Department, Virginia Polytechnic Institute and State University, Blacksburg 24061) ,  Geiger A.J. (Dairy Science Department, Virginia Polytechnic Institute and State University, Blacksburg 24061) ,  Akers R.M. (Dairy Science Department, Virginia Polytechnic Institute and State University, Blacksburg 24061) ,  Daniels K.M. (Dairy Science Department, Virginia Polytechnic Institute and State University, Blacksburg 24061)
資料名： Journal of Dairy Science  (Journal of Dairy Science)
巻： 99  号： 9  ページ： 7654-7660  発行年： 2016年 
JST資料番号： C0282A  ISSN： 0022-0302  CODEN： JDSCAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ウシこぶ胃表皮は持続性細胞ターンオーバーを経験する角化多層組織である。この定数細胞ターンオーバーのために,表皮幹細胞とそのわずかに分化した娘細胞,表皮前駆細胞は,第一胃表皮の基底層に存在しなければならない。今日まで,これらの二つの表皮細胞集団とそれらの可能性のあるいかなるユニークな細胞マーカーはウシこぶ胃中の完全に特性化されていない残っている。この新しい研究分野における重要な第一段階は,第一胃組織におけるこれらの細胞のためのマーカーの相対的な豊度と存在の実証である。関連第二段階は,第一胃内の栄養素濃度のような外因性信号に対する第一胃表皮増殖応答を明らかにすることである。本実験の目的は,(1)6個の潜在的第一胃表皮幹細胞または前駆細胞マーカーの遺伝子発現と(2)基底層内の第一胃表皮細胞増殖に及ぼす飼料の外因性影響を評価した。十二頭の離乳前のホルスタイン未経産若雌牛は制限食(R)または強化食(EH)を与えた。R上の動物は0.44kg粉末乾物(DM)/d(20.9%粗蛋白質,29.8%脂肪,DMベース)で給餌した代用乳(MR)食を受け,EHは1.08kg粉末乾物/日(28.9%の粗蛋白質26.2%脂肪,DMベース)でMRを受けた。全ての子牛は,20%粗蛋白質スターターへのアクセスを,実験の7週目の間に離乳させた。寿命DM摂取量は1日当たりDM/calfの0.73kgであったR(1日当たり正味エネルギー/子牛の5.88Mcal)及びEH(1日当たり正味エネルギー/子牛の10.68Mcal)のための1日当たり1.26kg DM/calf。二十四時間前屠殺若雌牛は増殖細胞を標識するために5-ブロモ-2′-デオキシウリジンの静脈内投与を受けた。未経産若雌牛は8週齢で屠殺し,腹嚢領域からのルーメン試料はRNA保存で得られ,貯蔵され,通常の組織学のために処理した。定量的リアルタイム逆転写酵素PCRは遺伝子の相対的豊度を分析した。表皮幹細胞および前駆細胞のマーカーの候補遺伝子は,β1-インテグリン(ITGB1),腫瘍蛋白質p63(TP63),ケラチン-14(KRT14),Notch-1(NOTCH1),Leuに富む反復含有G蛋白質共役受容体発現(LGR5),とMusashi1(MSI1)であった。全ての遺伝子は,第一胃組織で検出された;ITGB1はR.と比較してEHで増加した。5-ブロモ-2′-デオキシウリジン免疫組織化学はRとEH第一胃組織の両方が分析時の第一胃表皮の基底層内の増殖細胞を持っていたことを明らかにした。EH食は細胞増殖に付加的な効果をもたらした。有糸分裂の準備のためにDNAを合成する基底層における細胞の割合は,給餌した子牛と比較して約2倍(RのためのEH対14.7±2.0%に対して23.8±2.4%)。本研究は,第一胃の上皮性幹細胞および前駆細胞を特徴づけることを最初の試みである。第一胃組織における潜在的マーカーの相対的な豊度と存在を示し,食の形で栄養素濃度の外因性刺激に対する第一胃表皮増殖応答を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： DNA【核酸】 ,  離乳 ,  ケラチン ,  RT-PCR法 ,  免疫組織化学 ,  キャラクタリゼーション ,  ターンオーバー ,  インテグリン ,  上皮 ,  ホルスタイン ,  *細胞増殖
準シソーラス用語： 仔牛 ,  粗蛋白質 ,  *前駆細胞 ,  *表皮幹細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： キーワード乳用子牛 ,  細胞増殖 ,  有糸分裂 ,  epidermis ,  epithelium

分類 (3件)： 牛  (FD02020Y) ,  飼料一般  (FD07010W) ,  胃  (EJ06030C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 第一胃 ,  表皮幹細胞 ,  前駆細胞 ,  支持 ,  証拠