文献
J-GLOBAL ID:201702242373562429   整理番号:17A0089477

アブラナ(Brassica napus L.)での日射利用効率と茎のリグニン代謝に及ぼす窒素施肥と栽植密度の影響

The effect of nitrogen application and planting density on the radiation use efficiency and the stem lignin metabolism in rapeseed (Brassica napus L.)
著者 (8件):
資料名:
巻: 199  ページ: 89-98  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: W1910A  ISSN: 0378-4290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
アブラナHuayouza62を実験材料として用いて,種々の窒素施肥量(120,240および360kg・ha-1それぞれN1~N3実験)と栽植密度[15×104,30×104および45×104植物・ha-1(それぞれD1~D3実験)]の下で収量と倒伏関連形質を評価した。その結果,(1)窒素肥料を増大すると葉(と長角果)面積指数(LAI)と遮光率(LIR)が増大し,蕾段階で著しく影響を受ける。更に,種々の成長段階での日射利用効率(RUE)とバイオマス蓄積量が増大し,それにより植物の個体と個体群の両方で長角果の形成が容易になり収量が改善した。栽植密度を増大すると,苗の個体群のLAIとLIおよび種々の成長段階でのRUERが著しく高くなり,個体群のバイオマス蓄積量が増大し,それらが個体群中での長角果の形成を促進して収量も改善した可能性がある。LIR/LAIと収量の間の相関は蕾の段階で最も強いが,RUEと収量との間の最も強い相関は長角果の分化段階であった。(2)更に窒素を増やすと,倒伏角,基部倒伏指数(LIL)および上部倒伏指数(LIU)が増大し,その結果植物全体の倒伏リスクが高くなった。窒素施肥量の増大により,リグニン生合成でのフェニルアラニンアンモニアリアーゼの発現(PAL遺伝子)量が茎上部で低下し,リグニン含量と倒伏抵抗性が低下する。しかし栽植密度が高くなると,倒伏角とLIUが低下するが,LILは増大した。栽植密度の増大は茎の中でのPAL遺伝子,シンナモイルCoAレダクターゼ1(CCR1),4-クマリン酸:CoAリガーゼ(4CL)の発現を誘発し,それらはN2D3処理により最高の発現量を示し高いリグニン含量と倒伏耐性へと導いた。(3)この検討では,N2D3は比較的高い収量と低い倒伏指数を達成し,それが機械収穫の必須事項に合致する筈である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (5件):
分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
油料作物  ,  植物に対する影響  ,  施肥法・肥効  ,  物質の代謝  ,  木材化学 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る