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J-GLOBAL ID:201702243406499247   整理番号:17A0216133

in vitroおよびin vivoにおける微小管不安定化を通じた効果的な抗腫瘍活性を発揮する新規インドール-カルコン誘導体の合成,評価,および機構的研究

Synthesis, Evaluation, and Mechanism Study of Novel Indole-Chalcone Derivatives Exerting Effective Antitumor Activity Through Microtubule Destabilization in Vitro and in Vivo
著者 (6件):
資料名:
巻: 59  号: 11  ページ: 5264-5283  発行年: 2016年06月09日 
JST資料番号: D0102A  ISSN: 0022-2623  CODEN: JMCMAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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29種類のインドール-カルコン誘導体を合成し,それらの複数のヒト腫瘍細胞株に対する抗増殖活性およびその機構を調べた。解析を行った全ての腫瘍細胞株に対して3~9nMのIC50値の抗増殖活性を示す誘導体の中で最も強力な誘導体として,(E)-3-(6-メトキシ-1H-インドール-3-イル)-2-メチル-1-(3,4,5-トリメトキシフェニル)プロパ-2-エン-1-オン(化合物14k)を同定した。化合物14kを含めた強い抗増殖活性を示すインドール-カルコン誘導体は,いずれも複数の正常ヒト細胞株に対して弱い抗増殖活性しか示さなかった。これら誘導体はいずれもin vitroにおいてチューブリン重合を阻害した。また,化合物14kはチューブリンへの結合に関してコルヒチンに対して競合的であったことから,コルヒチン結合部位に結合することが分かった。フローサイトメトリーを用いた解析から,化合物14kは細胞周期をG2/M期で停止させ,細胞死を誘導することが分かった。それら細胞ではアポトーシス関連因子の発現の増加およびミトコンドリア膜電位の減少が確認できた。化合物14kおよびそのリン酸化塩は,いずれもヒト非小細胞癌細胞株A549異種移植片マウス腫瘍モデルにおいて腫瘍増殖を阻害した。化合物14kおよびそのリン酸化塩はマウスに対して明確な毒性は示さなかった。化合物14kは微小管不安定化を通じて作用する抗癌剤として有望である。
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分類 (2件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  ピロールの縮合誘導体 
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