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J-GLOBAL ID：201702244036302452   整理番号：17A0890889

Au(111)表面電子状態に及ぼす不活性有機分子の物理吸着の影響【Powered by NICT】

Effect of physisorption of inert organic molecules on Au(111) surface electronic states

著者 (9件)： Mizushima Hirotaka (Department of Physics, Faculty of Science and Technology, Tokyo University of Science, 2641 Yamazaki, Noda, Chiba 278-8510, Japan. [e-mail]) ,  Koike Harunobu ,  Kuroda Kenta ,  Ishida Yukiaki ,  Nakayama Mitsuhiro ,  Mase Kazuhiko ,  Kondo Takeshi ,  Shin Shik ,  Kanai Kaname
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 28  ページ： 18646-18651  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： n-アルカン分子(テトラテトラコンタン)単分子層によるAu(111)Shockley表面状態(SS)の改質を,紫外角度分解発光分光法により観測した。この理想的な物理吸着系では化学的相互作用の可能性はほとんどないが,SSのフェルミ表面の体積は,大きな界面電気双極子の形成に伴って著しく減少した。さらに,スピン軌道相互作用によるSSのRashba分裂は,表面におけるAu核周りの波動関数の対称性の減少から生じたn-テトラテトラカンタン吸着の際に,わずかに増加した。本稿で紹介した単純な物理吸着システムの詳細な情報により,他の有機分子と金属基板との間の界面における電子構造を理解するための基礎知識を提供した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 電子状態 ,  *有機化合物 ,  *物理吸着 ,  *アルカン ,  単分子層 ,  角度分解分光法 ,  *表面構造 ,  *金 ,  電気双極子 ,  スピン-軌道相互作用 ,  波動関数 ,  電子構造
準シソーラス用語： Rashba効果 ,  表面電子状態 ,  *有機分子

分類 (2件)： 物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  電子分光スペクトル  (BM09060K)

物質索引 (1件)： テトラテトラコンタン

タイトルに関連する用語 (5件)： Au ,  表面電子状態 ,  不活性 ,  有機分子 ,  物理吸着