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J-GLOBAL ID:201702245202289134   整理番号:17A0499276

アミロイドβ(1~40)のN-末端脂質共役は高度秩序化N-末端拡大フィブリルの形成をもたらす

N-terminal lipid conjugation of amyloid β(1-40) leads to the formation of highly ordered N-terminally extended fibrils
著者 (5件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 1839-1846  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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飽和オクタノイルまたはパルミトイル脂質鎖でN-末端を脂質修飾したアミロイドβ(1~40)(Aβ(1~40))ペプチドのフィブリル形成を検討した。Aβ(1~40)を脂質修飾するとThT蛍光によって明らかなようにAβペプチドのフィブリル化速度が著しく加速した。電子顕微鏡法およびX線回折の結果は,脂質共役ペプチドによって形成されたフィブリルの不均一交差-β構造を示した。固相NMRを用いてこれらのフィブリルの構造上の特徴を検討した。重水素化した脂質鎖の2H NMRから推論すると脂質部分は動的であり緩く構造化した不均一脂質集合体を形成した。選ばれた同位体標識の13C NMR測定は,カノニカルな交差-β構造の一部であるPhe19およびVal39に加えて,N-末端残基(Ala2,Phe4,Val12)もβ-鎖立体配座中に見いだされることが分った。これは,脂質修飾によって誘導された疎水性増加がエネルギーランドスケープを変化させ,β-シート構造のN-末端拡大を有利にすることを示唆した。さらに,Aβ-脂質ハイブリッドによって形成されたフィブリルは,NMR規則度パラメーター測定から推論されるように野生型Aβフィブリルよりはるかに剛直であった。まとめると,Aβ N-末端の局所疎水性の増加は,拡大N-末端β-シート構造を有する高度に秩序化しているが不均一なアミロイド繊維を生じる結果となった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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物理化学一般その他  ,  分子構造 

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