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J-GLOBAL ID：201702245389445961   整理番号：17A0003046

曲げた光ファイバを用いた水溶液成分の簡易センシング

Development of Simple and Rapid Optical Sensing Method for Aqueous Solution using a Bent Plastic Optical Fiber

著者 (3件)： 末原憲一郎 (三重大 大学院生物資源学研究科) ,  亀岡孝治 (三重大 大学院生物資源学研究科) ,  橋本篤 (三重大 大学院生物資源学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 308(ASN2016 45-68)  ページ： 145-146  発行年： 2016年11月10日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光ファイバをある曲率以上に曲げると曲部から光が漏出し,ファイバを通過する光量は曲部に接触した物質の物性に依存する。この性質を利用した簡易的な光センシング手法について検討した。農産物の主要成分である糖と塩に注目し,糖-塩水溶液を用いたセンサの基本性能試験を行った。減衰率の対数値は成分濃度と比例したことから,水溶液成分に関する定量的な情報が得られることがわかった。さらに,安価な電子部品を用いたセンサシステムを設計・試作し,より複雑な組成の糖と塩を含む植物細胞培養液の糖濃度を測定した結果,赤外分光法(従来法)とほぼ同等の測定精度が得られた。提案したセンサ(曲げただけの光ファイバ)は使い捨て可能で光ファイバとしての特徴(長距離伝送・遠隔測定)を備えていることから,圃場や食品加工現場で求められる簡便・安価な光センシングへの展開が期待できる。(著者抄録)

シソーラス用語： *光ファイバ ,  *水溶液 ,  *成分 ,  光学的測定 ,  農作物 ,  炭水化物 ,  センサ ,  濃度 ,  塩 ,  植物細胞 ,  培地 ,  赤外分光法
準シソーラス用語： 減衰率 ,  *光センシング ,  糖

分類 (2件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H) ,  計測機器一般  (AD02000X)

タイトルに関連する用語 (4件)： 光ファイバ ,  水溶液 ,  簡易 ,  センシング