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J-GLOBAL ID：201702245570154002   整理番号：17A0303017

小分子プローブの配位誘起放出を介した水銀(II)およびメチル水銀(II)の選択的検出【Powered by NICT】

Selective detection of mercury(II) and methylmercury(II) via coordination-induced emission of a small-molecule probe

著者 (6件)： Yang Yan (Institute of High Energy Physics, Chinese Academy of Sciences) ,  Yao Zhiyi (Institute of High Energy Physics, Chinese Academy of Sciences) ,  Li Wei (College of Chemical Engineering, Beijing Institute of Petro-chemical Technology) ,  Chen Kui (Institute of High Energy Physics, Chinese Academy of Sciences) ,  Liu Lei (Institute of High Energy Physics, Chinese Academy of Sciences) ,  Wu Haichen (Institute of High Energy Physics, Chinese Academy of Sciences)
資料名： Science China. Chemistry  (Science China. Chemistry)
巻： 59  号： 12  ページ： 1651-1657  発行年： 2016年 
JST資料番号： C2575A  ISSN： 1674-7291  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水銀は主要な毒性汚染物質の一つであり,ヒトの健康に多くの副作用を持っている。環境または生物における主要な水銀種は無機水銀イオン(Hg(2+))と有機メチル水銀(CH_3Hg +)である。二水銀イオンの検出は,過去10年間の分子センシング分野で特に活発なトピックスである。敏感二種を検出し,識別することができる効率的なセンサは稀である。本研究では,凝集誘起発光の基本であり,両Hg(2+)とCH_3Hg +の検出のためのキレート単位と1,8 ナフタルイミドとして蛍光単位としてピリジル基を有する分子プローブを設計し,分子内回転の制限の概念を採用した。プローブは溶液中で遊離している場合,1,8 ナフタルイミド部分の自由分子内回転は非放射励起状態を消滅するので,弱い蛍光を示した。しかし,Hg(2+)またはCH_3Hg +との配位により,1,8 ナフタルイミド部分の回転は1,8 ナフタルイミドとHg(2+)またはCH_3Hg +間のキレート化によって制限され,著しく増強された蛍光発光をもたらすであろう。Hg(2+)により誘導された応答はCH_3Hg +よりもはるかに強いCH_3Hg +の特異的検出のための,溶液中のHg(2+)に完全にマスクをかけることができるTに富むDNA断片を導入した。さらに,固定化細胞中のHg(2+)とCH_3Hg +の共焦点イメージングのためのセンサを採用した。プローブの設計作戦は,多くの他の検体を検出するために一般的に有用であることが期待される。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 固定化細胞 ,  キレート化合物 ,  キレート化 ,  センサ ,  蛍光 ,  凝集 ,  *水銀 ,  *プローブ ,  副作用 ,  DNA【核酸】 ,  発光
準シソーラス用語： 共焦点イメージング ,  蛍光発光 ,  水銀イオン ,  *分子プローブ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 水銀 ,  メチル水銀 ,  配位誘起発光 ,  蛍光増強 ,  selectivity

分類 (1件)： 水銀とその化合物  (SB05023Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 分子プローブ ,  誘起 ,  放出 ,  水銀 ,  メチル水銀