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J-GLOBAL ID:201702245651214785   整理番号:17A0748847

減少したインシュリン受容体の発現近位尿細管の糖新生を促進する【Powered by NICT】

Reduced Insulin Receptor Expression Enhances Proximal Tubule Gluconeogenesis
著者 (9件):
資料名:
巻: 118  号:ページ: 276-285  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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還元インシュリン受容体蛋白質レベルは糖尿病のヒトや動物の腎皮質で報告されている。最近,近位尿細管(PT)からのインシュリン受容体(IR)の標的化欠失は非肥満マウスの高血糖症をもたらした報告した。機構を明らかにするために,著者らはヒト近位尿細管細胞(hPTC)と高脂肪食(HFD,20週間,60%脂肪)を給餌したC57BL/6マウスを調べた。免疫ブロッティングは,正常餌(NCD)と比較してHFDにおけるIRの有意に低い蛋白質レベルを明らかにした。さらに,HFDマウスの腎臓皮質におけるp-AKT~308レベルが若干上昇はNCD n=8/群,P<0.05)と比較して急性インシュリン(0.75IU/kg体重,i.p)に応答して観察された。さらに,HFDの腎臓皮質で有意に高い転写レベルホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK,重要な糖新生酵素)を見出し,NCDにマウスに比べて。HFDにおけるPEPCKの高レベルをイムノブロッティングにより確認した。しかし,有意差は皮質グルコース-6-ホスファターゼ(G6Pアーゼ)またはフルクトース-1,6,bisphosphosphatase(FBPアーゼ)酵素転写物レベルでは観察されなかった。さらに,糖新生を促進する環状AMPおよびデキサメタゾン(cAMP/DEXA)で処理したhPTCにおけるインシュリン阻害グルコース産生を示した。糖新生酵素PEPCKの転写レベルは有意にcAMP/DEXA誘導hPTC(n=3, P<0.05)で増加し,インシュリンはこのアップレギュレーションを減弱させさらに,cAMP/DEXA誘導グルコネオゲネシスおよびPEPCK誘導に対するインシュリンの効果は有意にIR(siRNA)サイレンシングhPTC(n=3, P<0.05)で抑制された。全体として以上のデータはPT糖新生の決定因子としてのIR発現の直接的な役割を示した。近位尿細管の減少したインスリンシグナル伝達は,糖新生を介してメタボリックシンドロームにおける高血糖症に寄与する可能性がある。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (3件):
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遺伝子発現  ,  細胞構成体の機能  ,  腎臓 
タイトルに関連する用語 (5件):
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