抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では音環境比較手法で得られる会話場情報をインデクスとした体験映像の閲覧支援への応用を提案する。本研究が指す体験映像とは,会話相手などが映りこんだの個人の体験を記録した一人称映像のことを指す。また,音環境比較による会話場検出とは,音の特徴量から会話グループを検出する手法のことを指す。体験映像の閲覧支援を試みる理由としては,カメラなどの性能の向上によって記録が容易になり,長時間の映像を得ることが可能になった一方で,閲覧したいシーンを振り返るのに時間がかかってしまうからである。そして音環境比較による手法で得られる会話相手と会話を行っている場所の情報は,映像閲覧のインデクスとして有用であり応用が可能であると考える。そこで,本研究ではこの音環境比較による会話場検出手法から得られた情報を映像閲覧へ応用することを目的とする。具体的には会話場情報をもとに映像のシークバーにインデクスを振ることによって,追体験と体験共有の支援を行う。1時間ほどのポスター発表の場で体験映像の記録と会話場の検出を行い,映像に会話場情報のインデキシングした。そして,本システムの評価実験を行った結果,会話場情報によるインデキシングが閲覧の支援に役立つことを示した。(著者抄録)