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J-GLOBAL ID：201702246926975030   整理番号：17A0242976

情報格差をきっかけとした災害時の避難所コミュニティ支援方法の提案

Study of Community Support in Evacuation Shelters Based on Digital Divide

著者 (3件)： 柴田貴史 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  酒田信親 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  伊藤京子 (大阪大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 411(PRMU2016 127-151)  ページ： 11-16  発行年： 2017年01月12日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 広域災害時,地域の復興拠点としての避難所は住民の自主運営に任されている。しかし,災害後のコミュニティ形成の難しさから,運営がうまく立ち行かない課題が発生している。近年では発災直後も迅速かつ安定的に電子的な情報サービスが利用できるようになり,これを通じたコミュニティ支援の可能性が検討されている。中でも名簿作成に代表される避難者の情報収集活動は,会話による自己開示を通じ,避難者間の信頼関係構築のきっかけになると考えられる。一方,災害時の避難者の年齢層は幅広く,電子的な情報サービスを扱ううえで,ユーザ間の情報機器を扱う能力の差に起因する情報格差が存在する。本研究では,そのような情報弱者となる避難者の情報収集を他の避難者が援助することでコミュニティ形成のきっかけを提供する,新しい情報収集の手法を提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *救助 ,  *防護施設 ,  *コミュニティ ,  *助成 ,  人間 ,  情報収集 ,  情報サービス ,  情報装置 ,  作業能力
準シソーラス用語： *情報格差 ,  *災害救助 ,  *避難所 ,  避難者 ,  信頼関係

分類 (2件)： その他の情報処理  (JE15050M) ,  災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (21件)：

• 矢守 克也,網代 剛,吉川 肇子:防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション-クロスロードへの招待,ナカニシヤ出版,(2005)
• 牛山素行,岩舘晋,太田好乃:課題探索型地域防災ワークショップの試行,自然災害科学,Vol.28, No.2, pp.113-124,(2009)
• 池尻良平,池尻良平,小林秀行,黄欣悦,地引泰人,大原美保,田中淳,吉川肇子,藤本徹,山内祐平:Facebookを利用した防災学習手法の提案,地域安全学会論文集,No.25, pp.1-10, (2015)
• 金義鎭,森湧紀,岩本正敏,大沼孝一,松澤茂:災害時の避難所運営システムの提案,電気情報通信学会論文誌D,Vol.J96-D, No.10, pp.2625-2629, (2013)
• 安部恵一,天城康晴,池谷直人,加藤守洋,佐野友亮,岩崎真規,野田朋希:ICTを用いた避難所支援システム向け組み込み型メインサーバの開発,東海職業能力開発大学校浜松校紀用, Vol.21, pp.15-19, (2014)

タイトルに関連する用語 (6件)： 情報格差 ,  災害 ,  避難所 ,  コミュニティ ,  支援 ,  提案