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J-GLOBAL ID：201702246929970968   整理番号：17A0524644

ナノチムニー: 3次元ナノチューブ-グラフェンコーン接合のトポロジーと熱伝導

Nanochimneys: Topology and Thermal Conductance of 3D Nanotube-Graphene Cone Junctions

著者 (4件)： ZHANG Ziang (Rice Univ., Texas, USA) ,  KUTANA Alex (Rice Univ., Texas, USA) ,  ROY Ajit (Air Force Res. Lab., Ohio, USA) ,  YAKOBSON Boris I. (Rice Univ., Texas, USA)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 121  号： 2  ページ： 1257-1262  発行年： 2017年01月19日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グラフェン(G)とカーボンナノチューブ(CNT)の結合した3次元の炭素構造体が最近報告されているが,本研究では,原子レベルでのシミュレーションを行って,この構造体の結合部炭素原子配置を検討すると共に,熱伝導特性の解析を行った。GとCNTの結合部が連続性を有するためには,結合部には炭素六員環と共に七員環の存在が必要である。但し,GとCNTが直接に結合した構造では機械的または熱的歪に対して破壊しやすい。一方,G上に先ずナノコーンを形成しそのコーンの頂部にCNTが結合した構造は連続性を有し,歪に対しても安定性が大きい。本研究ではこの新しい構造を「ナノチムニー」と名付けた。G上のナノコーンは,Gの転位の集積から形成されると解釈できる。このナノコーン底部にも炭素七員環が存在する。ナノチムニー構造は,GとCNTが直接に結合した構造よりも熱伝導性に優れている。本研究の成果は,ナノデバイスの冷却などへの応用が期待される。

シソーラス用語： *カーボンナノチューブ ,  *グラフェン ,  *ナノ構造 ,  *接合 ,  クラスタ分子 ,  位相幾何学 ,  *熱伝導 ,  シミュレーション ,  脂環式化合物 ,  *歪
準シソーラス用語： トポロジー ,  ナノカーボン ,  ナノコーン ,  局部歪 ,  原子配置 ,  炭素環 ,  転位の集積 ,  熱歪 ,  *分子接合 ,  ナノチムニー

分類 (4件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  非金属元素とその化合物の結晶構造  (BK07010N) ,  比熱・熱伝導一般  (BL05021E) ,  固体の機械的性質一般  (BL01021C)

タイトルに関連する用語 (7件)： チムニー ,  3次元 ,  ナノチューブ ,  グラフェン ,  コーン ,  トポロジー ,  熱伝導