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J-GLOBAL ID:201702247062638502   整理番号:17A0363625

点眼薬送達のためのグルタルアルデヒドで橋かけしたカルボキシメチルキトサンとポロキサマーから成る新規pH感温性ヒドロゲル【Powered by NICT】

A novel pH-induced thermosensitive hydrogel composed of carboxymethyl chitosan and poloxamer cross-linked by glutaraldehyde for ophthalmic drug delivery
著者 (8件):
資料名:
巻: 155  ページ: 208-217  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0961A  ISSN: 0144-8617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,ポリ(エチレンオキシド)/ポリ(プロピレンオキシド)/ポリ(エチレンオキシド)(PEO PPO PEO)ブロック共重合体から成るカルボキシメチルキトサン(CMC)とポロキサマーを含む刺激応答性三次元架橋ヒドロゲルシステムを構築し,その水溶液は非常に低濃度で温度および/またはpH変化により可逆的ゾル-ゲル転移を受けることが分かった。ヒドロゲルは,架橋剤としてグルタルアルデヒド(GA)を用いた架橋反応により合成した。ヒドロゲルの構造はFTIR,XRD,NMRおよびSEM研究により特性化し,膨潤挙動を異なった緩衝溶液中で研究した。得られた結果は,架橋F127CMCは異なる温度とpH溶液中の不連続相転移を受けたことを示した。35°CおよびpH=7.4でヒドロゲルは大きな膨潤をもたらす他の三条件よりも大きな細孔を有することが分かった。レオロジー研究の結果は,ゲル化温度は,32 33°Cであり,ヒドロゲルの粘度はゲル化後に急速に増加することを示した。さらに,細胞毒性およびin vitro放出は異なるpH値と温度で調べた。CCK-8(Cell Counting Kit-8)アッセイの結果は,ヒドロゲルとその物理的混合溶液は低濃度でヒト角膜上皮細胞に対して細胞毒性を示さないことを示した。モデル薬物として薬物ネパフェナク(NP)を用いて,これらのヒドロゲルの制御された薬物放出挙動を調べた。NPの拡散速度を遅らせるF127CMC/NPの生成のために,ヒドロゲルからのNPの徐放性を得ることができた。放出速度は35°CおよびpH=7.4で最大であることが分かった。これらの予備的評価から,ヒドロゲルは眼科用ドラッグデリバリーシステムへの応用のための優れた可能性を持っていると結論することができる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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高分子固体の構造と形態学  ,  医用素材  ,  多糖類 
物質索引 (1件):
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