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J-GLOBAL ID：201702247875669557   整理番号：17A0521752

スーダングラス(Sorghum bicolor Moench)の条播栽培における播種時期と栽植様式が雑草との競合に与える影響

Effects of Interrow Space and Sowing Date on Sudangrass (Sorghum bicolor Moench) Growth and Weed Competition

著者 (3件)： 加藤直樹 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  服部育男 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  小林良次 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ)
資料名： 日本暖地畜産学会報  (Journal of Warm Regional Society of Animal Science, Japan)
巻： 60  号： 1  ページ： 3-8  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： L2633A  ISSN： 2185-081X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スーダングラスの条播栽培において,作物と雑草との競合関係を明らかにするため,条間を17cm,30cm,75cmの3水準,播種時期を5月または7月に設定し,被度の推移や収量を調査した。5月播種では条間が狭いほどスーダングラスの被度が速やかに増加し,雑草量が減少した。一方,7月播種では条間17cm,30cmのスーダングラス被度は同様に推移し,75cmでも5月播種より被度の増加が速く,雑草量はすべての条間で5月播種よりも少なかった。気温の高い7月播種ではスーダングラスの成長が速く,高い雑草抑圧効果を示したと考えられた。収量は5月播種では,条間が狭いほど高かったが,7月播種では条間による有意な差はなかった。以上から,スーダングラスの条播栽培では,低温時には条間を狭めること,また,条間を狭められない場合には,高温時に播種することで,高い雑草抑圧効果が得られ,多収になると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *スーダングラス ,  *植栽 ,  雑草 ,  土壌管理 ,  条播 ,  時期 ,  作物収量 ,  栽培 ,  乾物量 ,  雑草防除
準シソーラス用語： *雑草競合 ,  *栽植 ,  雑草管理 ,  播種時期 ,  作物栽培 ,  乾物収量 ,  雑草抑制

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  雑草による植物被害  (FC04062J)

引用文献 (22件)：

• Hall MR, Swanton CJ, Anderson GW. 1992. The critical\nperiod of weed control in grain corn (zea\nmays). Weed Science, 40: 441-447.
• 林 久喜.2006.栽培学.pp.56-59.森田茂紀・大門\n弘幸・阿部淳編著.朝倉書店.東京.
• 伊藤操子.1993.雑草学総論.pp. 126-177.養賢堂.\n東京.
• 春日重光.1998.農業技術体系 畜産編7 飼料作物編.\npp. 333-342.農山漁村文化協会.東京.
• Knezevic SZ, Evans SP, Blankenship EE, Van Acker\nRC, Lindquist JL. 2002. Critical period for weed\ncontrol: the concept and data analysis. Weed\nScience, 50: 773-786.

タイトルに関連する用語 (10件)： スーダン ,  グラス ,  Sorghum ,  条播 ,  栽培 ,  播種時期 ,  栽植 ,  様式 ,  雑草 ,  競合