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J-GLOBAL ID：201702251869121500   整理番号：17A1474932

マグネシウムの塑性変形に対するイットリウム添加の影響

Influence of Yttrium Addition on Plastic Deformation of Magnesium

著者 (5件)： 力久弘章 (熊本大学大学院自然科学研究科) ,  森貴志 (熊本大学大学院自然科学研究科) ,  津志田雅之 (熊本大学工学部技術部) ,  北原弘基 (熊本大学パルスパワー科学研究所) ,  安藤新二 (熊本大学先進マグネシウム国際研究センター)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 81  号： 10  ページ： 458-466(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マグネシウム(Mg)は輸送機器の構造材料として注目されているが,冷間加工性が悪いという欠点を持つ。イットリウムはレアアース元素の1つであり,Mgに少量添加することで冷間加工性を改善できる。本研究では,Mg-Y合金単結晶および多結晶の引張試験を行い,Mgの錐面滑りに対するY添加の影響を調査し,多結晶材の延性向上と非底面滑りの活動との関係について検討した。Mg-(0.6~1.1)at%Y合金単結晶は一次錐面滑りによって降伏し,降伏後は加工硬化をせずに変形した。Mg-(1.1~1.3)at%Y合金単結晶は柱面滑りによって降伏し,降伏後は加工硬化をしながら変形した。一次錐面滑りが降伏直後から破断するまで活動し続けることで,Mg-0.9at%Y合金多結晶の延性が向上した。

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  イットリウム添加合金 ,  微量元素 ,  塑性変形 ,  *成形性 ,  冷間加工 ,  延性 ,  単結晶 ,  多結晶 ,  金属組織 ,  *変形組織 ,  滑り ,  滑り面 ,  降伏強さ ,  流れ応力 ,  加工硬化 ,  結晶方位 ,  変形双晶 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  臨界剪断応力 ,  光学顕微鏡法
準シソーラス用語： ミクロ組織【金属組織】 ,  流動応力 ,  結晶配向 ,  滑り線

著者キーワード (10件)： magnesium alloy ,  single crystal ,  polycrystal ,  non-basal slip ,  rolling texture ,  magnesium alloy ,  single crystal ,  polycrystal ,  non-basal slip ,  rolling texture

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (12件)：

• 1) H. Yoshinaga and R. Horiuchi: Trans. JIM 3(1962) 220-226.
• 2) R. Von Mises: Z. Agnew. Math. Mech. 8(1928) 161-185.
• 3) S. Ando, K. Nakamura, K. Takashima and H. Tonda: J. JILM 42(1992) 765-770.
• 4) A. Kutsukake, S. Ando, M. Tsushida, H. Kitahara and H. Tonda: Key Eng. Mater. 345-346(2007) 137-140.
• 5) S. Ando, M. Tanaka and H. Tonda: Mater. Sci. Forum 419-422(2003) 87-92.

タイトルに関連する用語 (3件)： マグネシウム ,  塑性変形 ,  イットリウム