抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
前回「高分子材料とガス流量計」では,高分子材料とガス流量計を終わり,「ガスの性質と適応ガスメータ(1)」について述べた。今回,「ガスの性質と適応ガスメータ(2)」について述べる。本文では,各種ガスの性質と適応ガスメータについて表に纏めたものを紹介する。紹介したガスは,フレオン,プロパン,ブタン,ブタジエン,ペンタン,ホスゲン,メタン,硫化水素,弗素,更に公害ガスとして,窒素酸化物,硫黄酸化物,臭素,アンモニア,ふっ素化合物,塩化水素,硫化水素,自動車排ガスとして,一酸化炭素,炭酸ガス,炭化水素,窒素酸化物である。都市ガスやプロパンガスを除く,特殊ガスの計測にあつて,正しく計量できるか否かの前に,そのガスにガスメータの使用部材が腐食や劣化しないか,あるいは計測中にガス漏れとうにより,ガス爆発や引火しないかが大きな課題である。一般に化学反応は温度に比例して活発になるので,使用・測定温度も大変に重要な要件となる。その上,湿度が含むと,つまり水分が混入すると使用部材の腐食や劣化が増進することも顕著である。ガスメータの構造上耐腐食性のガスメータは,構造上乾式ガスメータより湿式ガスメータの方が制作しやすいことから,特殊なガスの計測には多くは湿式ガスメータの耐食型が使われる。