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J-GLOBAL ID:201702252658082853   整理番号:17A0089363

栽培アーティチョークの祖先種である野生カルドンにおける空間的な遺伝的構造: 制限された遺伝子流動,分断化と集団史

Spatial genetic structure in wild cardoon, the ancestor of cultivated globe artichoke: Limited gene flow, fragmentation and population history
著者 (9件):
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巻: 253  ページ: 194-205  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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イタリアのサルデーニャ島の栽培アーティチョークCynara cardunculus var.scolymusの祖先種である野生カルドンCynara cardunculus var.sylvestrisの集団遺伝的構造を解析するために,核と葉緑体のマーカーと表現形質の統合を行った。空間スケールは,数メートル~200kmの範囲であった。野生カルドンは,様々なスケールで有意な遺伝的分岐が認められ,遺伝的に分断化されていると思われるので,遺伝子流動は,遺伝子浮動または創始者効果の影響を相殺するには不十分であることが示された。集団間の分岐は,核マーカー(15%)よりも葉緑体(40%)で高かったので,種子経由の遺伝子流動が花粉経由よりも低いことが示唆された。2つの主要な遺伝子群が見出され,これらは,開花期,頭状花序の大きさ,光沢やアントシアニン色素形成の差異と相関が認められた。野生カルドンの複雑な集団構造は,小さな空間スケールで現れて,遺伝子拡散,コロニー形成史と選択圧との間の相互作用に起因すると思われる。確かに,サルデーニャは,異なる遺伝子プールの「ハイブリッドゾーン」であるように見える。この島は,異なる遺伝子プール間のハイブリダイゼーションに由来するユニークで多様な遺伝資源を有する。多地点ではなく,少数の植物からの種子のサンプリングは,野生カルドンの遺伝的多様性を得る最良の方策であることが示唆された。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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野菜  ,  集団遺伝学 

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