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J-GLOBAL ID:201702252897417307   整理番号:17A0112858

平成28年(2016)と明治22年(1889)の両熊本地震の類似点と相違点

Human damage distribution of the 2016 and 1889 Kumamoto earthquakes considering with the location of Futagawa fault system
著者 (1件):
資料名:
号: 17  ページ: 73-87  発行年: 2016年12月15日 
JST資料番号: L2079B  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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平成28年4月14日の始まった一連の熊本地震は,九州を横断する中央構造線の一部を構成する布田川断層系の滑りによるものであった。14日21時26分に熊本県益城町付近を震央としてM6.5の前震が発生し,その約32時間後の16日1時25分にM7.3の本震が発生した。その約2時間後,中央構造線に沿って北東方向に当たる阿蘇カルデラ内外で各1個宛の地震が誘発された(M5.9,およびM5.8)。また本震の約6時間後には大分県内で独立地震(M5.4)が誘発された。さらに19日には,南西側延長上の八代市でも別の独立地震(M5.0)が誘発されて,100kmあまりにおよぶ九州を横断する中央構造線全体に地震活動が拡大した。じつは明治22年(1889)にも今回とほぼ同じ位置に明治熊本地震(M6.3)が発生し,その後6年以内に,阿蘇カルデラ内で2回,大分県別府湾で1回の中央構造線上の地震が起きたことがある。明治熊本地震の場合には,瀬戸内海地域でも同じ時期に4回の顕著地震が発生している。さらにこの時期に,九州鹿児島県知覧で2回,福岡市で1回地震が発生しており,いずれも明治熊本地震に誘発された地震と考えることが出来る。平成熊本地震も同じような経過をたどっていく可能性がある。今回の熊本地震では,死者の発生は布田川断層のすぐ北側,断層線から3km以内の範囲に集中して起きていることが判明した。(著者抄録)
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