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J-GLOBAL ID：201702253372517165   整理番号：17A1759122

糖鎖含有ブロック共重合体の自己組織化:Sub-10nmの規則構造構築を目指して

Self-assembly of Sugar-based Block Copolymers: Toward Fabrication of Sub-10nm Periodic Ordered Structures

著者 (1件)： 磯野拓也 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 液晶  (日本液晶学会誌)
巻： 21  号： 4  ページ： 301-305  発行年： 2017年10月25日 
JST資料番号： L3796A  ISSN： 1880-6449  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,糖鎖含有ブロック共重合体(糖鎖BCP)の合成とミクロ相分離に関して筆者の最近の成果をまとめたものである。リビング重合とクリック反応の併用によってさまざまな分子量や高分子構造を有する糖鎖含有BCPを合成することができた。糖鎖BCPは糖鎖ブロックと疎水性高分子ブロック間の強い非相溶性にもとづいて,10nm前後の周期間隔を有するミクロ相分離を形成した。系統的にミクロ相分離構造を評価することにより,糖鎖BCPの一次構造と自己組織化構造の相関関係を明らかにすることができた。この成果は次世代ナノリソグラフィーの技術開発において有用な知見となることが期待される。(著者抄録)

シソーラス用語： *ブロック共重合体 ,  *糖鎖 ,  *ミクロ相分離 ,  *リソグラフィー ,  *自己組織化 ,  少糖類 ,  化学合成 ,  リビング重合 ,  顕微鏡観察 ,  原子間力顕微鏡
準シソーラス用語： ナノリソグラフィー ,  クリック反応

分類 (1件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

引用文献 (13件)：

• H. Hu, M. Gopinadhan and C. O. Osuji, Soft Matter, 10, 3867 (2014).
• J. Chai, D. Wang, X. Fan and J. M. Buriak, Nat. Nanotechnol., 2, 500 (2007).
• S.-M. Park, X. Liang, B. D. Harteneck, T. E. Pick, N. Hiroshiba, Y. Wu, B. A. Helms and D. L. Olynick, ACS Nano, 5, 8523 (2011).
• A. Baruth, M. D. Rodwogin, A. Shankar, M. J. Erickson, M. A. Hillmyer and C. Leighton, ACS Appl. Mater. Interfaces, 3, 3472 (2013).
• I. Otsuka, T. Isono, C. Rochas, S. Halila, S. Fort, T. Satoh, T. Kakuchi and R. Borsali, ACS Macro Lett., 1, 1379 (2012).

タイトルに関連する用語 (5件)： 糖鎖 ,  ブロック共重合体 ,  自己組織化 ,  規則 ,  構造構築