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J-GLOBAL ID：201702254265695399   整理番号：17A0679754

東海地方の海岸クロマツ林に生息する線虫の垂直分布と機能群組成

著者 (2件)： 北上雄大 (三重大 大学院) ,  松田陽介 (三重大 大学院)
資料名： 中部森林研究  (Chubu Forestry Research)
号： 65  ページ： 59-60  発行年： 2017年04月28日 
JST資料番号： L2363A  ISSN： 1342-971X  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 線虫の種の多様性は土壌動物群の中で最も大きいと推定されることから,土壌中の生物多性を考えるうえで重要な生物群の1つである。本研究は森林生態系に生息する線虫群集を把握するための端緒として,海岸クロマツ林の土壌に生息する線虫の垂直分布と機能群組成を調べた。海岸と内地の合計7ヵ所の土壌から線虫を分離し,計数後,形態観察により5つの機能群に分けた。その結果,線虫密度は下層より上層の方が大きい傾向にあった。機能群組成は6/7地域で細菌食性と真菌食性が37-69%,21-42%と優占した。以上より,海岸クロマツ林に生息する線虫は表層近くで密度が大きく,微生物食性の線虫が食物網において重要な機能群であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *クロマツ ,  *森林 ,  *線虫類 ,  *生息分布 ,  垂直分布 ,  *土壌動物 ,  *食物連鎖 ,  生物多様性 ,  群集 ,  食性 ,  下層 ,  上層 ,  東海地方 ,  *生態系
準シソーラス用語： *海岸林 ,  形態観察 ,  *森林生態系

分類 (3件)： 個体群生態学  (EE03030S) ,  土壌生物  (FB04050N) ,  生態系  (EE01040P)

タイトルに関連する用語 (7件)： 東海地方 ,  海岸 ,  クロマツ ,  生息 ,  線虫 ,  垂直分布 ,  組成