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J-GLOBAL ID:201702254534136796   整理番号:17A0747736

マイクロRNAに建つ5pは骨芽細胞分化過程でのSmad7を標的とすることによりRunx2を安定化する【Powered by NICT】

MicroRNA-590-5p Stabilizes Runx2 by Targeting Smad7 During Osteoblast Differentiation
著者 (8件):
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巻: 232  号:ページ: 371-380  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0042B  ISSN: 0021-9541  CODEN: JCLLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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間葉系幹細胞(MSC)は多能性細胞であり,骨芽細胞系への分化はいくつかの調節因子により厳密に制御されている,マイクロRNA(miRNA)を含む。Runx2は骨芽細胞分化に必要な骨転写因子である。ここで著者らは,in silico分析を用いて,骨芽細胞分化の正と負の両方の調節を仲介するRunx2とその補因子を標的とする推定するmiRNAの数を同定した。これらのmiRNAの中で,miR-590-5pを選択し,その発現は骨芽細胞分化中に増加することが分かった。マウスMSCs(mMSCs)はmiR-590-5p模倣で一過的にトランスフェクトすると,アルカリ性ホスファターゼ(A LP)およびI型コラーゲン遺伝子のようなカルシウム沈着,骨芽細胞分化マーカー遺伝子のmRNA発現の両方の増加を検出した。Smad7はmiR-590-5pの推定標的遺伝子であることが見出され,miR-590-5pはヒト骨芽細胞様細胞(MG63)のトランスフェクションを模倣後そのmRNAと蛋白質発現は減少した。著者らの解析は,Runx2はmiR-590-5pの推定標的ではないことを示した。しかし,Runx2蛋白質,mRNA発現ではなく,MG63細胞におけるmiR-590-5p模倣トランスフェクション後に増加した。Runx2蛋白質発現は,これらの細胞におけるSmad7siRNAによるSmad7発現のノックダウンにより増加した。さらに,Smad7の3′-非翻訳領域を直接miR-590-5pの標的であることを特定したこれはルシフェラーゼレポーター遺伝子システムを用いて行った。Smad7はSmurf2介在性Runx2分解を介して骨芽細胞分化を阻害することが知られている。,著者らの結果に基づいて,miR-590-5pはSmad7遺伝子発現を標的とすることによりRunx2蛋白質を保護し,安定化間接的に骨芽細胞分化を促進することを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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細胞生理一般  ,  遺伝子発現  ,  骨格系 

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