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J-GLOBAL ID:201702254806154368   整理番号:17A0487139

Phanerochaete crassa WD1694株によるマンガンペルオキシダーゼ反応の組織化学的観察

Histochemical analysis of manganese peroxidase reaction of a white rot fungus Phanerochaete crassa WD1694
著者 (2件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 103-110  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: F0976B  ISSN: 0916-4405  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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パルプ培地で培養したPhanerochaete crassa WD1694株によるマンガンペルオキシダーゼ(MnP)の反応場所を検出するため,MnPの検出試薬としてテトラメチルベンジジン(TMBZ)を用いた顕微鏡観察を行った。P.crassa WD1694株を,広葉樹未晒しクラフトパルプとTMBZを含む培地で培養したところ,各培養条件下で,P.crassa WD1694株はパルプ菌糸塊を生成し,その表面上にTMBZの発色沈殿が認められることが判明した。次いで,P.crassa WD1694株を培養したパルプ培地を菌糸染色用のクマシーブルー,スライム染色用のフロキシンBで染色し,顕微鏡観察した結果,P.crassa WD1694株の菌糸がパルプに絡みつくように生長し,それらをスライム層が覆う様子が観察された。TMBZの発色沈殿の位置を,パルプ菌糸塊構造と比較検討した結果,TMBZの発色沈殿は,主に菌糸端部と菌糸上に顕著に認められた。また,TMBZの発色沈殿の経時的変化を観察したところ,スライム層の生産時期と関連してTMBZの発色沈殿が生じることが示された。これらの結果より,パルプ培地で培養したP.crassa WD1694株には,菌糸とスライムでパルプを凝集した後,菌体上でMnPによるリグニン分解反応を効率よく進行させる組織学的な機構が存在することが示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
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造林一般  ,  花き・花木  ,  細菌による植物病害 
物質索引 (1件):
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引用文献 (31件):
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