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J-GLOBAL ID:201702255175120133   整理番号:17A0405888

食物繊維の代謝効果のための新しい潜在的機序としての脂肪組織における脂肪分解と熱発生【Powered by NICT】

Lipolysis and thermogenesis in adipose tissues as new potential mechanisms for metabolic benefits of dietary fiber
著者 (9件):
資料名:
巻: 33  ページ: 118-124  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0836A  ISSN: 0899-9007  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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食物繊維消費は非伝染性疾患の発症に対するリスクの減少と関連している。本研究の目的は,高脂肪食(HFD)を与えたC57BL/6Jマウスの白色脂肪組織(WAT)と褐色脂肪組織(BAT)における脂肪分解と熱産生に関与する蛋白質のレベルに及ぼす穀類食物繊維の影響を評価することであった。雄C57BL/6Jマウスに通常食(Chow),HFD,HFD+エンバク繊維(Hエンバク)またはHFD+コムギふすま繊維(Hコムギ)を24週間給与した。体重と摂食量を毎週記録した。血清アディポネクチンは酵素結合免疫吸着検定法キットにより分析した。ウエスタンブロットは,WATとB ATにおける脂肪トリグリセリドリパーゼ(ATGL),cAMP蛋白質キナーゼ触媒サブユニット(cAMP),蛋白質キナーゼA(PKA),ペリリピンA,ホルモン感受性リパーゼ(H SL),脱共役蛋白質1(UCP1),線維芽細胞成長因子21(FGF 21),β3-アドレナリン作動性受容体(β3AR),増殖因子活性化受容体γ共活性化剤 1α(PGC 1 α)の蛋白質発現を評価した。摂食期間の終わりに,両HエンバクとHコムギ群で体重と脂肪組織重量はH FD群より低かった。HエンバクとHコムギ群のマウスは,血清アディポネクチン量の増加傾向を示した。HFD群と比較して,穀類食物繊維は脂肪分解と褐変プロセスに関与する蛋白質発現を増加させた。Hコムギ群と比較して,HエンバクはWAT試料のPKA,PGC-1α,とUCP1の蛋白質発現に有効であった。Hエンバク群と比較して,HコムギはB AT試料のPKA,ATGL,UCP1,β3AR,FGF-21の蛋白質発現に有効であった。まとめると,著者らの結果は穀物食物繊維はcAMP PKA H SL経路による脂肪細胞の脂肪分解を促進し,UCP1の活性化によりWAT褐変を促進し,その結果,HFD摂食に応答した内臓脂肪量を減少させることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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食品の化学・栄養価  ,  脂質の代謝と栄養 
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