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J-GLOBAL ID:201702255899634861   整理番号:17A0486290

コンテナ苗を活用した低コスト再造林技術の実証研究-長野県の緩傾斜地における車両系伐出作業システムによる伐採・造林一貫作業の生産性-

著者 (8件):
資料名:
号: 31  ページ: 17-26  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: X0090A  ISSN: 1342-775X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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伐採・造林一貫作業は,伐出機械を再造林作業の一部に適用することにより,再造林コストの低減を図る作業として検討が進められている。本研究では,長野県内の緩傾斜地を中心とした林分において,車両系作業システムによる皆伐作業及び再造林作業の各工程の生産性とコストを明らかにすることを目的として,伐倒,木寄せ,造材,集材,地拵え,苗木運搬,植栽の各工程の生産性を調査した。高密度路網が整備された3地域のカラマツ林で伐倒から集材までの5回の皆伐作業を調査した結果,労働生産性は14.8~24.0m3/人日となり,約20m3/人日の生産性が得られた。グラップルローダによる機械地拵えは,人力地拵えを大きく上回る生産性を示し,地拵えコストを25~75%に低減する可能性が示唆された。また,フォワーダによる苗木運搬により,運搬コストが約73%に低減された。コンテナ苗の植栽工程は裸苗より生産性が有意に高かったが,植栽コストはコンテナ苗の価格が高いために裸苗の方が低かった。再造林作業の生産性向上とコスト低減を両立させるためには,コンテナ苗の低価格化が望まれる。(著者抄録)
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分類 (2件):
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造林一般  ,  伐木,造材 
引用文献 (28件):
  • 秋田県農林水産部 (2008) 高性能林業期秋の低コスト生産システム. 46pp, 秋田県. 秋田.
  • Austria Federal Research and Training Centre for Forests, Natural Hazards and Landscape (2015) BFW Machine database. オンライン. (http://bfw.ac.at/fmdb/MASCHINEN.WEB). 2015年12月3日参照.
  • 舟木徹・杉原雅彦 (2012) スギ人工林で行われた主伐の作業システムと生産性. 島根中山間セ研報8:129-132
  • 兵庫県立農林水産技術総合センター森林林業技術センター (2008) 兵庫県における低コスト木材搬出システム構築に向けて. 42pp, 兵庫県, 宍粟.
  • 今冨裕樹 (2011) スギ再造林の低コスト化を目指した技術開発(1)-伐採・地拵え・植栽の一貫作業による低コスト化-. 現代林業542:52-55
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