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J-GLOBAL ID：201702256032863190   整理番号：17A0428487

クララエキスの抗アクネ菌特性

Anti-Acne Properties of the Sophara flavescens Extract

著者 (8件)： 満生慎二 (九州産業大 工) ,  宮井遥 (九州産業大 工) ,  迎勝也 (九州産業大 工) ,  山元裕太 (九州産業大 工) ,  佐藤博 (長崎国際大 薬) ,  里見智佳子 (新日本製薬) ,  岩永篤文 (新日本製薬) ,  森元聡 (九大 大学院薬学研究院)
資料名： 日本防菌防黴学会誌  (Journal of Antibacterial and Antifungal Agents)
巻： 45  号： 3  ページ： 119-122  発行年： 2017年03月10日 
JST資料番号： G0816B  ISSN： 2187-431X  CODEN： JSAABO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 100%メタノールで抽出した八女産クララエキスはアクネ菌の増殖阻害,殺菌およびリパーゼ活性阻害能を有しており,アクネ菌の細胞破壊をも引き起こした。本エキスには,kurarinoneおよびkushenol Nの2種類が主要有効成分として含まれていた。アクネ菌増殖に対する最小発育阻止濃度(MIC)はそれぞれ100μg/mlおよび25μg/ml,アクネ菌のリパーゼ活性に対する阻害活性(IC₅₀)は28μg/mlおよび13μg/mlであった。これまでに,単独の化学物質が,アクネ菌の増殖阻害,殺菌およびリパーゼ活性阻害能を有するとの報告が無いことから,kurarinoneおよびkushenol Nは非常にユニークな抗アクネ菌特性を有することが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *マメ科 ,  Propionibacterium acnes ,  *抗細菌作用 ,  エキス ,  細胞増殖 ,  殺菌作用 ,  リパーゼ ,  酵素阻害 ,  最小発育阻止濃度 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  増殖阻害
準シソーラス用語： HPLC分析 ,  MIC【濃度】 ,  *Sophora flavescens ,  クララ

分類 (1件)： 植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (2件)： クシェノールN ,  クラリノン

引用文献 (11件)：

• 指田 豊(2007)漢方薬に使われる植物35クララ.都薬雑誌,29,33-37.
• 白瀧義明(2013)苦参の基原植物′′クララ′′について.東京生薬協会会報.
• 黒柳正典,荒川 武(1996)日本薬学会年会要旨集,p.182.
• 竹中 玄,御子柴茂朗,石丸英彦,染矢慶太,林 達男,高田康二(2004)皮膚常在菌による体臭中のイソ吉草酸発生の解析とクララエキスによるその抑制.日本香粧品科学会誌,28,177-182.
• Dzoyem J. P., Hamamoto H., Ngameni B., Ngadjui B. T., and Sekimizu K. (2013) Antimicrobial action mechanism of flavonoids from Dorstenia species. Drug Discov. Ther., 7, 66-72.

タイトルに関連する用語 (3件)： クララ ,  エキス ,  アクネ菌