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J-GLOBAL ID：201702257987741942   整理番号：17A0918278

将来の水利用シナリオの検討を目的としたプラーヌンクスツェレにおける参加者の選好変容の評価

著者 (5件)： 大塚佳臣 (東洋大学 総合情報学部総合情報学科) ,  中谷隼 (東京大学大学院 工学系研究科都市工学専攻) ,  牧誠也 (国立環境研究所 社会環境システム研究センター) ,  荒巻俊也 (東洋大学 国際地域学部国際地域学科) ,  古米弘明 (東京大学大学院 工学系研究科都市工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 72  号： 7  ページ： III_361-III_372(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 合意形成手法の1つであるプラーヌンクスツェレ(PZ)によって,荒川流域における2050年に望まれる水利用システムシナリオの検討を行い,PZにおける情報提供や討議が,参加者の水利用システムの属性選好やシナリオ選択に与える影響の評価を行った.併せて,インターネット調査会社の会場調査サービスを活用し,参加者の多様性を担保するPZ手法を検討した.参加者は,情報提供によって属性間のトレードオフを認識し,討議を通じて,水利用システムへの理解を深め,他者の選好を考慮することで,複数の属性が改善するシナリオ(汚濁負荷と高度浄水または取水制限の対応を優先するシナリオ)を支持するようになった.(著者抄録)

シソーラス用語： 住民運動 ,  *市民参加 ,  *意思決定 ,  協力 ,  公共事業 ,  行政機関 ,  *社会システム ,  地域政策 ,  無作為抽出 ,  グループ活動 ,  上水道
準シソーラス用語： 公民連携 ,  *合意形成 ,  *水利用システム

著者キーワード (4件)： Water Use System ,  Planungszelle ,  Consensus Building ,  Online Questionnaire

分類 (2件)： 上水道工学・用水処理一般  (SC02010X) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (13件)：

• 1) 大塚敬:総合計画策定プロセスへの住民参加の効果と課題~無作為抽出による直接参加型住民参加手法の可能性~, 政策・経営研究 Vol. 4, pp39-50, 2010.
• 2) 篠藤明徳:まちづくりと新しい市民参加-ドイツのプラーヌンクスツェレの手法-, 第1章「プラーヌンクスツェレ」とは何か, イマジン出版, 2006.
• 3) 鈴木和隆:市民討議会の調査結果とプラーヌンクスツェレの住民参加における意義, 地域社会研究, Vol. 17, pp. 8-14, 2009.
• 4) 日本水道新聞:矢巾町 町民水道事業ワークショップ(2014.8.28付).
• 5) ペーター C. ディネール:市民討議による民主主義の再生, 第3章 参加手法・プラーヌンクスツェレ(PZ), イマジン出版, 2012.

タイトルに関連する用語 (6件)： 水利用 ,  シナリオ ,  参加者 ,  選好 ,  変容 ,  評価