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J-GLOBAL ID：201702259884384834   整理番号：17A0578400

Mn-Cu-Oスピネルの構造と電気的性質

Structure and Electrical Properties of Mn-Cu-O Spinels

著者 (4件)： BOBRUK M. (AGH Univ. Sci. and Technol., Krakow, POL) ,  DURCZAK K. (Poznan Univ. Life Sci., Poznan, POL) ,  DABEK J. (AGH Univ. Sci. and Technol., Krakow, POL) ,  BRYLEWSKI T. (AGH Univ. Sci. and Technol., Krakow, POL)
資料名： Journal of Materials Engineering and Performance  (Journal of Materials Engineering and Performance)
巻： 26  号： 4  ページ： 1598-1604  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： C0161B  ISSN： 1059-9495  CODEN： JMEPEG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Mn-Cu-Oスピネルは高い電気伝導率を有するセラミックスで,中温度固体酸化物燃料電池(IT-SOFC)への利用が期待されている。しかしながら,IT-SOFCで利用できる組成範囲は狭く,その製造は容易ではない。本研究においては,この課題に対してエチレンジアミン四酢酸(EDTA)ゲルを用いる方法を提案し,製造実験とそのキャラクタリゼーションを行なった。MnおよびCuの硝酸塩とEDTAとの混合液に水酸化アンモニウムを滴下することでpHを8にして混合液体を調製し,これによって得たゲルを種々の温度で熱処理した。得た粉末について,XRD,SEM,EDSを用いた分析および密度,電気伝導率測定を行なった。これらの実験から,973°Cより低い温度での熱処理ではCu_1.5Mn_1.5O₄とMn₂O₃の二相であり,973°CではCu_1.5Mn_1.5O₄とMn₃O₄が生成することが分かった。これらの粉末の焼結体の電気伝導率は74.8~88.4S/cmで,IT-SOFCの配線に用いられるステンレス鋼の保護被覆に適した値であることを示した。

シソーラス用語： *固体酸化物燃料電池 ,  配線 ,  ステンレス鋼 ,  被覆 ,  *マンガン化合物 ,  銅化合物 ,  酸化物 ,  スピネル ,  前駆体 ,  熱処理 ,  加熱温度 ,  *結晶構造 ,  *電気伝導率 ,  *ゲル化
準シソーラス用語： *中温固体酸化物燃料電池

分類 (2件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  燃料電池  (YB04040V)

タイトルに関連する用語 (4件)： Mn ,  Cu ,  スピネル ,  電気的性質