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J-GLOBAL ID:201702260029257364   整理番号:17A0089367

O3の上昇は,捕食寄生性Encarsia formosaのトマト植物に対する選好性を促進するジャスモン酸経路による揮発性有機化合物を増加させる

Elevated O3 increases volatile organic compounds via jasmonic acid pathway that promote the preference of parasitoid Encarsia formosa for tomato plants
著者 (6件):
資料名:
巻: 253  ページ: 243-250  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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大気中のO3レベルが上昇すると,植物-昆虫相互作用が変化し,直接的および間接的な植物防御に影響を与える可能性がある。しかし,O3の上昇が間接的な植物防御,すなわち天敵の有効性に対する影響の基礎となるメカニズムについては不明である。本研究では,O3の上昇とコナジラミの植食性がジャスモン酸(JA)経路によって介在されるトマトの揮発成分放出に及ぼす影響と,捕食寄生性Encarsia formosa(オンシツツヤコバチ)のトマトの異なる2遺伝子型(野生型(Wt)とJA欠失遺伝子型(spr2))に対する選好性とを関連づける仮説を検証した。O3の上昇とコナジラミの植食性は,モノテルペン類や緑葉揮発成分(GLV)などの揮発性有機化合物(VOC)の生成を有意に増加させた。Wt植物は,spr2植物よりも高い揮発性レベル,特にモノテルペン類を放出した。Y字型試験管法では,リモネンとZ-3-ヘキサノールがオンシツツヤコバチの誘引に重要な役割を果たした。さらに,植物の遺伝子型にかかわらず,2つの植物遺伝子型が,O3とO3+植食性昆虫処理の下でオンシツツヤコバチ成虫によって選択された。これらの結果から,O3の上昇下では,JA経路の活性化によって,揮発成分の放出速度が有意に上方調節されて,天敵の有効性が促進されることが示唆された。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物的防除  ,  植物の生化学  ,  異種生物間相互作用 

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