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J-GLOBAL ID:201702260134779431   整理番号:17A0446228

トリス(1, 3-ジクロロ-2-プロピル)ホスファートはSH-SY5Y細胞におけるアポトーシスとオートファジーを誘導する:ROS媒介AMPK/mTOR/ULK1経路の関与【Powered by NICT】

Tris (1, 3-dichloro-2-propyl) phosphate induces apoptosis and autophagy in SH-SY5Y cells: Involvement of ROS-mediated AMPK/mTOR/ULK1 pathways
著者 (6件):
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巻: 100  ページ: 183-196  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0937A  ISSN: 0278-6915  CODEN: FCTOD7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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広く使用されている有機リン系難燃剤,トリス(1, 3-ジクロロ-2-プロピル)ホスファート(TDCIPP)は環境と生物相で頻繁に検出される。最近の研究は,TDCIPPは神経毒性効果を持つことを示した。神経毒性はアポトーシスとオートファジー経路の誘導を介して起こる可能性があると仮定した。本研究では,SH-SY5Y細胞におけるTDCIPP誘導アポトーシス死とオートファジーを検討した。TDCIPPによる治療は増加した反応性酸素種(ROS)生成及び細胞アポトーシス,オートファジーを誘導した。オートファジー阻害剤3-メチルアデニン(3 MA)は著明にオートファジーマーカーベクリン-1,微小管関連蛋白質軽鎖3-II(LC3II),p62/シークエストソーム1(SQSTM1)分解およびアポトーシスの発現を減少させた。逆に,オートファジーインジューサーラパマイシン(Rapa)はTDCIPP誘導アポトーシスを軽減し,オートファジーマーカーの発現を著しく増加させた。N アセチルシステイン(NAC)による前処理は,増加したROS生成を抑制し,細胞生存率増加をもたらした。TDCIPP誘導オートファジー,化合物Cに関与するシグナル伝達経路をさらに検討するために,アデノシン一リン酸活性化蛋白質キナーゼ(AMPK)の薬理学的阻害剤を用いた。ウェスタンブロット法で,化合物Cは著明にAMPK(p AMPK)とホスホUnc51様キナーゼ1(p ULK1)の発現を減少させ,ラパマイシン(p mTOR)発現のホスホ哺乳類標的を増加させ,ベクリン1とLC3II発現を減少させることを示した。これらの結果は,AMPK/mTOR/ULK1シグナル伝達経路はTDCIPP誘導オートファジーに関与していたことを示唆した。酸化防止剤NACはAMPKとオートファジーのTDCIPP誘導活性化を拮抗した。まとめると,著者らの知見は,TDCIPPはアポトーシスとオートファジーを促進する同時に,この過程はROS仲介AMPK/mTOR/ULK1経路が関与することの最初の証拠を提供する。最後に,オートファジーの誘導はTDCIPP誘導アポトーシスに対する防御機構である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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細胞生理一般 

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