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J-GLOBAL ID：201702260496020226   整理番号：17A0483882

農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発-水稲における放射性物質移行低減対策技術の開発-第1編 水稲における放射性セシウム移行要因の解明および移行低減対策技術の開発 第2章 土壌の放射性セシウム可給性評価手法の開発 1 土壌の放射性セシウム可給性評価手法の開発

著者 (6件)： 牧野知之 (農業環境技術研) ,  齋藤隆 (福島県農業総合セ) ,  石川覚 (農業環境技術研) ,  藤原英司 (農業環境技術研) ,  木方展冶 (農業環境技術研) ,  太田健 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 564  ページ： 38-41  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 酢安抽出よりシュウ酸抽出で高い相関が認められ,シュウ酸抽出法によるCs-137可給性評価の可能性が示唆された。また,交換性カリ含量が5mg/100g乾土以上の土壌-玄米セット65点を用いて,シュウ酸,シュウ安および酢安によるCs-133抽出量および土壌理化学性と玄米Cs-133濃度との間における関係をステップワイズの重回帰分析で解析した。シュウ酸では抽出Cs-133,交換性カリウムおよび土壌pHが選択された。一方,シュウ安および酢安では抽出Cs-133と交換性カリが選択された。以上の3種の抽出溶媒の重回帰式では,シュウ酸抽出Csが玄米Csと最も高い相関が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： 土壌汚染 ,  *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  *植物利用性 ,  玄米 ,  水稲 ,  放射性物質 ,  放射能汚染 ,  放射能測定 ,  土壌化学特性 ,  カリウム ,  土壌成分
準シソーラス用語： *可給性 ,  交換性カリウム ,  *放射性セシウム

分類 (1件)： 土壌化学  (FB04040C)

引用文献 (4件)：

• Tsukada H. et al. (2002) Transfer of 137Cs and stable Cs from paddy soil to polished rice in Aomori, Japan. J. Environ. Radioact. 59: 351-363.
• 加藤直人ら(2012)水田土壌のカリウム供給力の向上による玄米の放射性セシウム濃度の低減.農研機構・中央農研,2011研究成果情報, https://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/narc/2011/a00a0_01_67.html
• Chiang PN. et al. (2011) Effects of low molecular weight organic acids on (137) Cs release from contaminated soils. Appl. Radiat. Isot. 69: 844-51.
• Tsukada H. et al. (2002) Rice uptake and distributions of radioactive 137Cs, stable 133Cs and K from soil. Environ. Pollut. 117: 403-409.

タイトルに関連する用語 (11件)： 農地 ,  放射性物質 ,  開発 ,  水稲 ,  移行 ,  対策 ,  放射性セシウム ,  要因 ,  土壌 ,  可給性 ,  評価手法