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J-GLOBAL ID:201702260601073111   整理番号:17A0439011

低濃度のエタノールによるALDH2の活性化は,糖尿病ラットモデルにおける心筋虚血/再灌流損傷を減弱する

Activation of ALDH2 with Low Concentration of Ethanol Attenuates Myocardial Ischemia/Reperfusion Injury in Diabetes Rat Model
著者 (9件):
資料名:
巻: 2016  ページ: ROMBUNNO.6190504 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本稿の目的は,糖尿病(DM)ラットの心臓に虚血/再灌流(I/R)介入を受けさせたときのミトコンドリアアルデヒドデヒドロゲナーゼ2(ALDH2)の変化を観察し,その下にある機構を分析することである。DMラットの心臓にin vitroで30分の局所的虚血と120分の再灌流を経験させ,ALDH2活性化剤エタノール(EtOH)で前処理した。高グルコース(HG)条件下の真菌をALDH2活性化剤Alda-1で前処理した。対照I/R群において,心筋組織構造の崩壊が見られた。対照I/R群に比べ,DM I/R群において,左心室パラメーター,SOD活性,Bcl-2/Bax mRNAのレベル,ALDH2 mRNAおよびタンパク質の発現は減少し,LDHおよびMDA含量は増加する一方,心筋構造損傷が増悪した。DM I/RラットをEtOHにより前処理したとき,左心室パラメーター,SOD,Bcl-2/Bax,そしてALDH2の発現は増加した。LDH,MDA,そして心筋構造損傷は減少した。 DM+EtOH/ I/R群と比べ,シアナミド(ALDH2非特異的遮断剤),アトラクチロシド(ミトPTP開口薬),そしてワートマニン(PI3K阻害剤)群は皆,左心室パラメーター,SOD,Bcl-2/Bax,そしてALDH2が減少し,LDH,MDA,そして心筋損傷が増した。HG条件下に心筋細胞があるとき,CCK-8活性とALDH2タンパク質発現が低下した。Alda-1はCCK-8とALDH2を増した。本発見は,おそらくPI3Kの活性化とミトPTP開口の阻害を通じて,糖尿病I/RラットにおけるALDH2発現の増強が心臓保護の役割を果たすことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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代謝異常・栄養性疾患一般  ,  循環系の基礎医学 
物質索引 (1件):
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