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J-GLOBAL ID：201702261391946997   整理番号：17A0495057

身体動揺の計測による待ち状態の実写アバタ生成

著者 (4件)： 宮内翼 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  吉村宏紀 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  西山正志 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  岩井儀雄 (鳥取大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J100-D  号： 3  ページ： 365-375 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,インタラクションシステムにおけるアバタの待ち状態に人間に近い動きを加えるために,あたかも人間と同じような身体動揺をもつ実写アバタを生成する手法について述べる。既存手法は行動状態のアバタ生成に主眼を置いており,その前後に存在する待ち状態については十分に考慮されていなかった。ユーザがアバタと円滑にインタラクションを行うためには待ち状態が重要であり,提案手法では実際の人間から計測した身体動揺を実写アバタの待ち状態で再現することを考える。提案手法は,直立姿勢を対象としカメラ映像中の人物領域から身体の各部位の振動量を計測する。得られた振動量の時間変化から特徴を抽出し,映像中の時刻をランダムに遷移することで,実写アバタの身体動揺を任意の時間長で生成する。提案手法により身体動揺を再現した実写アバタは,待ち状態において人間に近い動きをすることを主観評価で確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *揺れ ,  身体部位 ,  姿勢 ,  *動き検出 ,  *エージェント ,  アニメーション ,  コミュニケーション ,  仮想空間 ,  状態 ,  立位 ,  *ヒューマンインタフェイス ,  人間機械系
準シソーラス用語： *身体動揺 ,  待ち状態 ,  *動揺計測 ,  *アバタ ,  直立姿勢 ,  *ヒューマンエージェントインタラクション

分類 (3件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (23件)：

• 大浦圭一郎,山本大輔,内匠逸,李晃伸,徳田恵一, “キャンパスの公共空間におけるユーザ参加型双方向音声案内デジタルサイネージシステム,” 人工知能学会誌,vol.28, no.1, pp.60-67, 2013.
• 高橋範子,小野光貴,渡辺富夫,石井裕,“看護実習生-患者役アバタを介した看護コミュニケーション教育システム,” 人間工学,vol.50, no.2, pp.84-91, 2014.
• S. Robinson, D. Traum, I. Ittycheriah, and J. Henderer, “What would you ask a conversational agent? Observations of human-agent dialogues in a museum setting,” Proc. Sixth International Conference on Language Resources and Evaluation, pp.28-30, 2008.
• R. Artstein, D. Traum, O. Alexander, A. Leuski, A. Jones, K. Georgila, P. Debevec, W. Swartout, H. Maio, and S. Smith, “Time-offset interaction with a holocaust survivor,” Proc. 19th International Conference on Intelligent User Interfaces, pp.163-168, 2014.
• A. Jones, J. Unger, K. Nagano, J. Busch, X. Yu, H.I. Peng, O. Alexander, M. Bolas, and P. Debevec, “An automultiscopic projector array for interactive digital humans,” ACM SIGGRAPH 2015 Emerging Technologies, p.6:1, 2015.

タイトルに関連する用語 (4件)： 身体動揺 ,  計測 ,  待ち状態 ,  アバタ