文献
J-GLOBAL ID:201702261877149732   整理番号:17A0430822

(Al,Fe)を含むブリッジマナイトの弾性データから得られたFe3+に富むパイロライト的下部マントルの証拠

Evidence for a Fe3+-rich pyrolitic lower mantle from (Al,Fe)-bearing bridgmanite elasticity data
著者 (6件):
資料名:
巻: 543  号: 7646  ページ: 543-546  発行年: 2017年03月23日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
地球の下部マントルの化学的組成は,地震学的観測と鉱物物理学的弾性率測定を組み合わせることで絞り込める。しかし,地球で最も豊富な鉱物である(Mg,Fe,Al)(Si,Al,Fe)O3ブリッジマナイト(ケイ酸塩ペロフスカイトとも呼ばれる)の実験データが不足しているため,最終的な結果は得られていない。本論文では,高圧ブリルアン分光法とX線回折を用いて測定した,(Al,Fe)を含むブリッジマナイト(Mg0.9Fe0.1Si0.9Al0.1)O3の単結晶弾性率データを報告する。今回の測定結果は,(Al,Fe)を含むブリッジマナイトの弾性的挙動が,MgSiO3端成分の挙動と著しく異なることを示している。我々は,このデータを用い,パイロライト的なマントル組成を仮定して,ブリッジマナイトとフェロペリクレースの間の鉄分配の深さに依存する変化を説明する,下部マントル最上部の地震波速度をモデル化した。その結果,この鉱物物理学的予測と地震波による予備的な標準地球モデル(PREM)が少なくとも1200kmの深さまでよく一致することが分かった。これは,上部マントルと下部マントル浅部の化学的均一性を示している。下部マントル浅部のブリッジマナイトの約2という高いFe3+/Fe2+比と地震波データを一致させる必要があるため,化学的に同じマントルには金属鉄が存在することが示唆される。今回計算した地震波速度は,深さが1200kmより深くなるにつれて,下部マントルの地震波速度と次第に一致しなくなるため,ブリッジマナイトの陽イオン秩序が変化しているか,下部マントルの第二鉄含有量が減少していることが示される。Copyright Nature Japan KK 2017
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
下部マントル・中心核の構造・組成 

前のページに戻る