文献
J-GLOBAL ID:201702263425218331   整理番号:17A0410048

子宮頚癌細胞における新しいD secoestroneトリアゾール誘導体の抗増殖作用の機構と癌細胞運動性に及ぼすその影響【Powered by NICT】

Mechanism of antiproliferative action of a new d-secoestrone-triazole derivative in cervical cancer cells and its effect on cancer cell motility
著者 (10件):
資料名:
巻: 165  号: PB  ページ: 247-257  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
子宮頚癌は四番目に最も頻繁に診断される腫瘍と世界的な女性での癌による死亡の四番目に多い原因である。子宮頚癌はヒトパピローマウイルス(HPV)感染と主に関連している,最も発癌型HPV-18および 16であった。我々の以前の研究は,いくつかのD secoestrone誘導体は顕著な抗増殖活性を発揮することを示した。本研究の目的は,異なる病理学的背景を持つ三子宮頚癌細胞株に対するd secoestroneトリアゾール(D SET)の作用機序を特徴づけることであった。D SETの増殖阻害効果を,標準MTTアッセイにより測定した。D SETはHPV18陽性HeLaとH PV陰性C-33A細胞に顕著な増殖阻害効果を発揮することを見出したが,HPV陽性のSiHaまたはインタクト線維芽細胞MRC-5細胞株に強力な阻害作用を持っていない。24時間培養後,細胞は蛍光二重染色,フローサイトメトリーおよびカスパーゼ-3活性アッセイにより測定したアポトーシスの形態学的および生化学的徴候を示した。サブG1相における細胞の割合の上昇に加えて,フローサイトメトリー分析は,HeLa細胞とC-33A細胞系の両方におけるG2/Mでの細胞周期停止を明らかにした。G2/M細胞集団を区別するために免疫細胞化学的フローサイトメトリー分析は,HeLa細胞で行った。結果は,D SETはリン酸化されたヒストンH3の比,M期の細胞蓄積を示すを有意に増加させることを示した。D SETはin vitroチューブリン重合アッセイにより測定されたマイクロチューブ生成の最大速度を有意に増加させた。直接抗増殖活性に加えて,SETの抗遊走特性を調べた。著者らの結果は,D SETが24h培養後のHeLa細胞の移動と浸潤を有意に阻害することを示した。これらの結果は,D SETはヒトパピローマウイルス(HPV)16+およびHPV陰性の子宮頸癌細胞系に対して強力な抗増殖剤である,ヒトパピローマウイルス(HPV)16+細胞に対する効果的な運動性阻害活性を有することを示唆した。D SETは抗増殖性ステロイドの作用の有望な新機構の潜在的薬物候補と見なされ,新規抗癌剤の設計を可能にする可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る