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J-GLOBAL ID：201702264691399259   整理番号：17A1653112

運動刺激の遅延短縮による運動視差からの奥行き知覚の改善

著者 (3件)： 金山一平 (徳島大 大学院先端技術科学教育部) ,  陶山史朗 (徳島大 大学院社会産業理工学研究部) ,  水科晴樹 (徳島大 大学院社会産業理工学研究部)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 259(HIP2017 55-80)  ページ： 69-72  発行年： 2017年10月16日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 表示遅延を100ms未満に短縮した単眼運動視差の表示システムを構築し,表示遅延の短縮による奥行き知覚の改善効果は100ms未満においても残存することを示した。運動視差による3D表示システムにおいて,表示の遅延時間を短縮すると,観察者が知覚する奥行きの劣化が改善する。このことは,100ms程度以上の表示遅延については先行研究によって明らかにされているが,それ以下の短い遅延については調べられていない。本研究では,運動視差による3D表示システム内の,頭部位置をセンシングする部分の構成を改善することで,この処理時間の短縮に成功した。これを適用したシステムで,100ms未満の遅延時間における奥行き知覚の変化について調べた。(著者抄録)

シソーラス用語： *三次元ディスプレイ ,  単眼 ,  *視差 ,  知覚 ,  改良 ,  生体刺激 ,  表示 ,  時間 ,  縮小 ,  評価
準シソーラス用語： 運動刺激 ,  *運動視差 ,  奥行知覚 ,  時間短縮 ,  遅延時間 ,  有効性評価

分類 (2件)： 入出力装置  (JC04050U) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (8件)：

• 塚田 真未, 川島 卓也, 水野 慎士, “運動視差を用いた立体視CGシステムの構築と科学館での活用の検討”, 情報処理学会研究報告, Vol.2013-DCC-4, No.3, pp.1-6, 2013.
• 玉井 康之, 末永 剛, 栗田 雄一, 松本 吉央, 小笠原 司, “運動視差呈示による実画像3次元ディスプレイの提案”, 第25回日本ロボット学会学術講演会, 1H12, 2007.
• S. Yamada, H. Yamamoto, S. Suyama, “Perceived depth degradation by delay time and discontinuous image flipping in monocular motion parallax display”, Proc. International Display Workshops 2014, pp.910-913, 2014.
• 金子 寛彦, 講座 感覚・知覚の科学 2 視覚 II 視覚系の中期・高次機能, 塩入 諭 (編), 朝倉書店, 東京, 2007.
• 長田 昌次郎, “視覚の奥行距離情報とその奥行感度”, テレビジョン, Vol.31, No.8, pp.649-655, 1977.

タイトルに関連する用語 (4件)： 運動刺激 ,  遅延 ,  運動視差 ,  奥行き知覚