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J-GLOBAL ID:201702265166043554   整理番号:17A0215842

ラキシジンの構造-活性相関研究:4-メチルエステル-ラキシジンAを用いてイマチニブに対する慢性骨髄白血病耐性に打ち勝つ

Structure-Activity Relationship Study of Rakicidins: Overcoming Chronic Myeloid Leukemia Resistance to Imatinib with 4-Methylester-Rakicidin A
著者 (18件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 1184-1196  発行年: 2016年02月11日 
JST資料番号: D0102A  ISSN: 0022-2623  CODEN: JMCMAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)耐性慢性骨髄白血病(CML)に対して細胞死誘導能を持つことが知られるラキシジンAの構造-活性相関研究を行った。コンビナトリアル戦略に基づいて一連のアナログを合成および評価した結果,共役ジエンが抗CML活性に重要であることが分かった。また,C-2,C-3,C-14,C-15,およびC-16での立体配置の変化は,いずれも抗CML活性を低下させることも分かった。最も優れた抗CML活性を示すアナログとして,4-メチルエステルラキシジンAを特定した。4-メチルエステルラキシジンAは,抗癌剤イマチニブ耐性細胞株K562/G+に対して,ラキシジンAと比較して2.8倍強い細胞死誘導能を示した。さらに,4-メチルエステルラキシジンAのBCL-ABLT315Iを発現したBa/F3細胞に対する薬剤耐性指数も,他のTKIと比べて有意に低かった。また,4-メチルエステルラキシジンAの正常造血細胞に対する毒性も,他のTKIと比べて有意に少なかった。4-メチルエステルラキシジンAの添加は,ヒトCML細胞株K562において,アポトーシス関連因子であるカスパーゼ-3やPARPの発現量に影響した。TKI耐性CMLにも作用する抗癌剤として4-メチルエステルラキシジンAは有望であると結論付けた。
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分類 (2件):
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薬物の構造活性相関  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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