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J-GLOBAL ID：201702267140707722   整理番号：17A0582052

「マテリアルとしてのシルク研究最前線」非天然型アミノ酸の導入によるシルクの改変:クリッカブルシルクの創製

著者 (1件)： 寺本英敏 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： 蚕糸・昆虫バイオテック  (Sanshi-Konchu Biotec)
巻： 86  号： 1  ページ： 25-38  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： S0212A  ISSN： 1881-0551  CODEN： NISZAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,天然には存在せず,かつ,選択的な化学修飾に利用可能な官能基を導入したシルク蛋白質を生産し,繊維,衣料,電子分野等へ利用していくことを目的に,カイコによる生合成段階で,非天然型アミノ酸をシルク蛋白質に導入する試みを行っている。選択的な化学修飾に利用可能な官能基としては,アジド-アルキン付加環化反応(クリック反応)に利用可能なアジド基を選び,これが導入された絹フィブロインを「クリッカブルシルク」と名付け,その効率的な生産と利用技術の開発を進めている。本稿では,「クリッカブルシルク」の作出とその利用可能性について紹介した。あわせて,化学的な手法でアジド基をフィブロインに導入する,他の研究者による類似の研究についても紹介した。

シソーラス用語： 絹 ,  *フィブロイン ,  改質 ,  *遺伝学実験技術 ,  用途開発 ,  研究開発 ,  カイコ
準シソーラス用語： シルク ,  研究動向 ,  *絹フィブロイン ,  *非天然型アミノ酸導入

分類 (2件)： 用途開発  (YM01080Z) ,  繊維改質  (YM02050Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： シルク ,  研究 ,  アミノ酸 ,  改変 ,  創製