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J-GLOBAL ID：201702267613540800   整理番号：17A0246150

サーバ移動サービスにおける省電力を指向した最適サーバ配置手法

Energy-Aware Optimal Server Location Decision in Server Migration Service

著者 (3件)： 福島行信 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  村瀬勉 (名古屋大) ,  横平徳美 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 428(NS2016 141-156)  ページ： 53-58  発行年： 2017年01月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： IaaS型クラウドサービスにおいて,サーバとクライアントからなるネットワークアプリケーション(NW-App)に対して良好な通信品質を提供するためにサーバ移動サービス(SMS:Server Migration Service)が提案されている。SMSではWork Place(WP)と呼ばれる計算機がネットワーク(NW)内に配置され,サーバは通信品質がより良好なWPへ移動できる。本報告では,従来は考慮されていなかったSMSで利用される機器の消費電力をも考慮した上でサーバ配置を決定する手法を提案する。提案手法では,SMSのペナルティ(NW-Appの通信品質の劣化に伴うSMS事業者の経済的損失)と電力コストとの和をSMSの運用コストとして定義し,サーバ移動トラヒックが引き起こすNWへの悪影響(NWインパクト)を許容水準以下に抑制するという制約の下で,SMSの運用コストを極力低減するようにサーバ配置を決定する。提案手法はサーバ配置問題を混合整数計画問題として定式化し,それを解くことで最適なサーバ配置および運用コストの最適値を求める。数値例によると,提案手法は,消費電力を考慮しない従来手法と比較して,SMSの運用コストを最大で8%程度低減する。(著者抄録)

シソーラス用語： *計算機システム ,  *移動 ,  *サービス ,  *配置 ,  インフラストラクチャー ,  人間 ,  応用プログラム ,  品質 ,  操業費 ,  混合整数計画法 ,  *サーバ【計算機】 ,  ネットワークアプリケーション ,  *省エネルギー技術 ,  原価 ,  *節約
準シソーラス用語： *省エネルギー ,  *省電力 ,  *最適配置 ,  IaaS型クラウドコンピューティング ,  クライアント ,  通信品質

分類 (1件)： 計算機網  (JC03000K)

引用文献 (12件)：

• M. Armbrust et al., “A view of cloud computing,” Communications of the ACM, vol. 53, Apr. 2010, pp. 50-58.
• “Amazon EC2.” http://aws.amazon.com/ec2.
• 神崎康治,福島行信,村瀬 勉,横平徳美,須田達也,“サーバ移動サービスにおけるサーバ追い出しアルゴリズム,”電子情報通信学会技術研究報告(IN2010-171),pp.163-168,Mar.2011.
• 中川真里,山中麻人,福島行信,村瀬勉,横平徳美,須田達也,“サーバ移動サービスにおける移動先決定アルゴリズム,”電子情報通信学会技術研究報告(NS2011-99),pp.93-98,Oct.2011.
• A. Yamanaka, Y. Fukushima, T. Murase, T. Yokohira, and T. Suda, “Destination selection algorithm in a server migration service,” in Proc. of CFI, Sept. 2012, pp. 15-20.

タイトルに関連する用語 (4件)： サーバ ,  サービス ,  省電力 ,  手法