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J-GLOBAL ID:201702270980493093   整理番号:17A0230617

ロスマリン酸は表皮ケラチン細胞のポリ(I:C)で誘導される炎症反応を阻害する

Rosmarinic acid inhibits poly(I:C)-induced inflammatory reaction of epidermal keratinocytes
著者 (9件):
資料名:
巻: 155  ページ: 189-194  発行年: 2016年06月15日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:ケラチン細胞は表皮の主要な細胞であり,洗練された分化過程を介して物理的障壁の主要な役割を果たす。加えて,ケラチン細胞は自然免疫の活性化に寄与し,外部病原体に対するサーベイランスの役割を果たす。乾癬のような慢性皮膚炎症性疾患は,二本鎖RNAを含むウイルス性病原体によって引き起こされ得ることが知られている。本研究では,ロスマリン酸(RA)が,表皮ケラチン細胞における二本鎖RNA模倣ポリ(I:C)によって誘発される炎症反応に及ぼす阻害能を有することを実証した。主要な方法:ヒト表皮ケラチン細胞を培養し,ポリ(I:C)処理により炎症反応を誘導した。ケラチン細胞の炎症反応に及ぼすRAの効果を,RT-PCRおよびウエスタンブロット法によって決定した。重要な発見:RAは,IL-1β,IL-6,IL-8,CCL20,およびTNFαを含む炎症性サイトカインのポリ(I:C)誘導性発現を有意に阻害し,ヒトケラチン細胞におけるNFκBシグナル伝達経路を下方制御した。さらに,RAは,IL-1βおよびカスパーゼ-1の活性型の分泌に関して,ポリ(I:C)誘導インフラマソーム活性化を有意に阻害した。さらに,RAはポリ(I:C)誘導性NLRP3およびASC発現を著しく阻害した。重要性:これらの結果は,RAがケラチン細胞のポリ(I:C)誘導性炎症反応を阻害することができ,それが乾癬の治療の候補となる可能性があることを示唆している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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外皮作用薬の基礎研究  ,  消炎薬の基礎研究 
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