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J-GLOBAL ID：201702271162830711   整理番号：17A0695528

形態論情報の多重化による洒落本コーパスの質的拡張

著者 (4件)： 村山実和子 (九大 大学院) ,  村山実和子 (国立国語研) ,  小木曽智信 (国立国語研) ,  中村壮範 (マンパワーグループ)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2017  号： CH-114  ページ： Vol.2017-CH-114,No.8,1-8 (WEB ONLY)  発行年： 2017年05月06日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国立国語研究所では形態論情報を付与した『日本語歴史コーパス』の構築を進めている。その一部である「江戸時代編I洒落本」の構築過程で,左右の振り仮名や,洒落・掛詞など,テキストに対して複数の意味・読みを持たせる必要性が生じてきた。これらについて,従来の一般的な形態素解析の方法では扱えないが,形態論情報を文字列に対し多重にアノテーションすることで対処できる。本発表では洒落本コーパスの構築状況と,形態論情報の多重化による上記の問題への対処方法の2点について報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *モルフォロジー ,  多重化 ,  歴史 ,  *コーパス ,  形態素解析 ,  アノテーション ,  話し言葉 ,  時期
準シソーラス用語： 形態論 ,  口語 ,  江戸時代 ,  振り仮名 ,  洒落本

分類 (1件)： 情報源  (AC03000B)

引用文献 (20件)：

• 市村太郎. 近世口語資料のコーパス化-狂言・洒落本のコーパス化の過程と課題-. 日本語学11月臨時増刊号 日本語史研究と歴史コーパス, 2014, 33(14), p.96-109.
• 市村太郎. 「江戸時代編」の構築と課題. 日本語学会 2016年度春季大会予稿集, 2016, p.248-250.
• 市村太郎, 村山実和子. 洒落本コーパス構築の試行. 国立国語研究所論集, 2017, 12, p.29-45.
• 上野左絵. 近松浄瑠璃本のコーパス化-「語り」のテキストをどう扱うか. じんもんこん 2016 論文集, 2016, p.25-30.
• 小木曽智信. 多重の読みを持つテキストのコーパス化. 言語資源活用ワークショップ 2016 発表論文集, 2017, p.159-162. http://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/lrw/LRW2016_proceedings.pdf, (参照 2017-4-15).

タイトルに関連する用語 (5件)： 形態論 ,  多重化 ,  コーパス ,  質 ,  拡張