抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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食料自給率を高める燃料作物農業の格安量産技術を次の項目に分類して紹介する。1)食糧自給率の推移,2)稲作の生産コストと穀類価格の推移,3)主な穀物の取引価格と国産米の生産量の推移,4)農業機械の稼働率とコスト負担,5)経済発展と輸入食料品の低廉化。農地が狭い日本農業が,広大な農地と大型機械により生産コストを削減したドイツやアメリカと競争し発展するためには,農作物のブランド価値を高め,高額で輸出販売する市場を開拓するか,あるいは,単位面積当たりの収穫量を劇的に高めることで価格を低廉化し,国内に眠る20兆円規模の化石燃料代替市場を開拓するかのどちらかである。食料自給率もエネルギー自給率も100%超えを目指すことができるのは,現在8兆円の国内農産物市場に,20兆円規模の新たな市場を創出することができる廉価な燃料作物の大量生産しか方法が残されていない。