文献

J-GLOBAL ID：201702272173835632   整理番号：17A0495060

有彩色照明シーンの色情報を考慮したダイナミックレンジ圧縮

著者 (3件)： 久保雄登 (豊橋技科大) ,  神納貴生 (豊橋技科大) ,  栗山繁 (豊橋技科大)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J100-D  号： 3  ページ： 394-403 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 色彩調光可能なLED照明の普及に伴い,色彩演出効果などをモニタ上で把握し設計に役立てる技術が重要となるが,高輝度の光源が含まれるシーンでは撮影画像に白飛びや色褪せが生じる。ハイダイナミックレンジ画像は撮影シーンの光情報を保持できるが,通常のモニタや紙面上への表示出力にはダイナミックレンジ圧縮が必要となる。これまでに人の色見え再現を目的として,iCAM06のようにカラーアピアランスモデルを用いたダイナミックレンジ圧縮手法が提案されてきたが,高輝度の有彩色照明を含むシーンでの利用は想定しておらず,照明の光源部分に色褪せが生じる。本論文では,iCAM06における順応処理をより局所的に変更することで,有彩色照明が設置されたシーンにおいて光源を含めた全輝度域の色情報を再現可能なダイナミックレンジ圧縮手法を提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *LED照明 ,  情報 ,  *モデル ,  画像 ,  *画像圧縮 ,  色再現性
準シソーラス用語： *LED有彩色照明 ,  色情報 ,  *カラーアピアランスモデル ,  *ダイナミックレンジ圧縮 ,  ハイダイナミックレンジ画像 ,  レンジ圧縮

分類 (3件)： 照明一般・理論  (NB12010U) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  色  (BD03090A)

引用文献 (19件)：

• Philips, “Philips hue,” http://www2.meethue.com/ja-jp/
• E. Reinhard, M. Stark, P. Shirley, and J. Ferwerda, “Photographic tone reproduction for digital images,” ACM Trans. Graph. (TOG), vol.21, no.3, pp.267-276, 2002.
• R. Fattal, D. Lischinski, and M. Werman, “Gradient domain high dynamic range compression,” ACM Trans. Graph., vol.21, no.3, pp.249-256, July 2002. http://doi.acm.org/10.1145/566654.566573
• R. Mantiuk, K. Myszkowski, and H.-P. Seidel, “A perceptual framework for contrast processing of high dynamic range images,” ACM Trans. Appl. Percept., vol.3, no.3, pp.286-308, July 2006. http://doi.acm.org/10.1145/1166087.1166095
• E. Reinhard, G. Ward, S. Pattanaik, and P. Debevec, High Dynamic Range Imaging: Acquisition, Display, and Image-Based Lighting (The Morgan Kaufmann Series in Computer Graphics), Morgan Kaufmann Publishers San Francisco, CA, USA, 2005.

タイトルに関連する用語 (5件)： 有彩色 ,  照明 ,  シーン ,  色情報 ,  ダイナミックレンジ