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J-GLOBAL ID:201702272857881109   整理番号:17A0216037

消化管間質腫瘍(GIST)のための選択的で強力な経口投与可能なII型c-KITキナーゼ阻害剤としてのN-(3-((1-イソニコチノイルピペリジン-4-イル)オキシ)-4-メチルフェニル)-3-(トリフロロメチル)ベンズアミド(CHMFL-KIT-110)の発見

Discovery of N-(3-((1-Isonicotinoylpiperidin-4-yl)oxy)-4-methylphenyl)-3-(trifluoromethyl)benzamide (CHMFL-KIT-110) as a Selective, Potent, and Orally Available Type II c-KIT Kinase Inhibitor for Gastrointestinal Stromal Tumors (GISTs)
著者 (51件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 3964-3979  発行年: 2016年04月28日 
JST資料番号: D0102A  ISSN: 0022-2623  CODEN: JMCMAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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c-KITキナーゼは消化管間質腫瘍(GIST)の治療標的であるが,臨床的c-KIT阻害剤であるイマチニブとスニチニブは,c-KITよりむしろそれぞれAbelsonキナーゼ(ABL)とFMS関連チロシンキナーゼ3(FLT3)に強い阻害活性を示す。既知のII型BCR-ABL/c-KIT二重阻害剤イマチニブのコア骨格に基づくハイブリッド阻害剤設計アプローチにより,高い選択性を持ち,しかもABL/FLT3キナーゼ活性をほぼ完全に消滅するc-KIT阻害剤N-(3-((1-イソニコチノイルピペリジン-4-イル)オキシ)-4-メチルフェニル)-3-(トリフロロメチル)ベンズアミド(CHMFL-KIT-110)を発見した。CHMFL-KIT-110はc-KIT非依存性GIST-48B細胞ではなく,c-KIT依存性GIST癌細胞(GIST-T1とGIST-882)の細胞増殖を強く阻害し,細胞周期停止とアポトーシスを誘導した。また,CHMFL-KIT-110は臨床で観察されるV654AやD816Vなどのイマチニブ耐性c-KIT変異体への感受性を示さなかった。CHMFL-KIT-110は,その生体利用度が36%であり,明白な毒性も示さず,異種移植マウスでのGIST-T1細胞の腫瘍増殖を効果的に抑制することを見出し,潜在的なGIST治療候補薬として位置付ける。
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
薬物の合成  ,  酵素一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  薬物の構造活性相関  ,  消化器の腫よう 

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