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J-GLOBAL ID:201702273821182289   整理番号:17A0237956

異なるサイズの金ナノ粒子アクチベーター/抗原による肝臓の流入領域リンパ節における樹枝状細胞の蓄積の増加ならびにCD8+T細胞応答の増加

Different-Sized Gold Nanoparticle Activator/Antigen Increases Dendritic Cells Accumulation in Liver-Draining Lymph Nodes and CD8+ T Cell Responses
著者 (9件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 2678-2692  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: W2326A  ISSN: 1936-0851  CODEN: ANCAC3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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樹枝状細胞(DC)は,生来の免疫応答と適応性免疫応答の両方に対して重要な役割を有し,ホストの抗腫瘍応答や病原体免疫応答を媒介する機能を有している。DC治療戦略には,腫瘍抗原や病原体関連抗原を伴うDCのex vivo積載により,IL-1β/TNF-α/IL-6/PGE2などのサイトカイン-カクテルを有する細胞を活性化した後に,続いて,患者にDCを接種することで,in vivoでのT細胞を活性化する方法がある。本研究において著者らは,球状金ナノ粒子(AuNP)をベースとするビヒクルのサイズ最適化することで2種類のビヒクルを調製し,アクチベーターとしての性能,ならびに,抗原搬送能を調べた。本研究で新規調製したNanoAu-Cocktailは,DCの亜細胞性コンパートメントに対する,CpGオリゴヌクレオチド類(CpGODNs)と,OVAペプチド(OVAp)の,二重ターゲッティング機能を有しており,抗原のクロスプレゼンテーションを高め,同時刺激分子の発現を上方制御し,Tヘルパー1サイトカインの分泌を上昇させることが確認された。具体的には,本研究のNanoAu-CocktailとDCを静脈注射すると,リンパ組織へのin vivo帰巣性が劇的に改善され,T細胞中で安定化することが確認された。組織分布解析結果より,リンパ組織ホーミングDCの60%以上が,肝臓の流入領域リンパ節(LLN)に蓄積されることがわかった。帰巣性を改善したNanoAu-CocktailとDCの組み合わせは,ケモカインレセプター7(CCR7)の高発現や,細胞骨格の再編成をもたらすことが見出された。また,抗原特異的四量体に注目した分析より,本研究のNanoAu-CocktailとDCの組み合わせは,ウイルス侵入に対する防御機構に関係する,強い抗原特異的CD8+T細胞応答を引き出す能力を有することがわかった。
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物科学研究法一般  ,  抗原・抗体・補体一般  ,  細胞生理一般  ,  肝臓  ,  リンパ系 

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